2016.10.28

新潟は得点源2人に加え控え選手も上り調子、富山は前節の勢いを勝利につなげたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 開幕節で激突し、1勝1敗と星を分け合った新潟アルビレックスBB富山グラウジーズ。その後の4節も五分の星勘定で持ちこたえた新潟に対し、富山は勝ち星なし。新潟は前節アウェイで連勝しているだけに、勢いでも分があるのは間違いない。

 新潟は得点ランキング2位に並ぶダバンテ ガードナーとクリント チャップマンが目を引くが、スティーブン バントリースの数字に表れない働きも見逃せない。ガードナーらを休ませるだけでなく、味方をノーマークにするスクリーンやルーズボールなど、玄人好みの献身的なプレーでチームを支えている。また、前節2戦合計で9本中7本の3ポイントを決めた佐藤公威や、開幕戦以来の得点で本来のシュートタッチを取り戻した池田雄一も、これから調子を上げていきそうだ。

 9連敗ともがいている富山も、前節は健闘した。1戦目は最後の4秒で勝利を逃し、2戦目は90得点を積み重ねた。城宝匡史岡田優はようやくエンジンが掛かりつつあり、アール バロンもチームにフィットしてきている。ドリュー ヴァイニーの復帰は来月末までずれこんでしまったが、それもチームの結束を高める材料にしたいところだ。

文=吉川哲彦

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