2016.12.29

bjリーグ“オリジナル6”同士の一戦はリバウンド勝負がカギに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 bjリーグ“オリジナル6”同士の一戦。いずれも前節は連敗に終わり、年内最後のカードで結果を残して、良い形で締めくくりたいところだ。

 大阪エヴェッサは、このところ下り坂の三遠ネオフェニックスによもやの連敗。ジョシュ・チルドレスの欠場に付けこみたかったが、初戦はエグゼビア・ギブソンがファウルトラブルでわずか2得点、ジョシュ・ハレルソンもシューティングスランプで10得点と強みを発揮できず、チーム合計で52得点。翌日も59点に抑えこまれた。司令塔の木下博之を欠く中、前々節は連勝できたが、前節はアシストが2戦とも1ケタとチームオフェンスを機能させることができなかった。

 ようやく連敗を止めた仙台89ERSも、前節は再び連敗。特に1戦目は100点ゲームの完敗だった。翌日は相手を75点に抑えて5点差の接戦に持ちこんだだけに、こちらは2試合をとおしてのディフェンスが課題。また、1戦目はフリースロー試投がゼロと、オフェンス面でもアグレッシブさに欠けたことは否めない。

 勝敗を分けるポイントはリバウンド。両チームとも、前節は2戦続けてリバウンドで相手を下回っている。日本人もリバウンドに絡めるかどうかがカギになるだろう。

文=吉川哲彦

BASKETBALLKING VIDEO