B1リーグ第15節第1戦、第2戦が12月30日に各地で行われた。
船橋アリーナで行われた千葉ジェッツと川崎ブレイブサンダースの一戦は激しい点の取り合いの末、アウェイ川崎が競り勝った。川崎は第1クォーターで10点のリードを奪うと、第2クォーターに24点、第3クォーターに22点を記録し、攻撃力を見せつける。しかし、19点リードで迎えた最終クォーターは、タイラー・ストーンを中心に攻めこむ千葉に点差を詰められ、試合終了残り47秒に同点に追いつかれる。それでも同36秒にニック・ファジーカスの得点で勝ち越すと、その後もフリースローから得点を重ね、96-90で白星を挙げた。
敵地で滋賀レイクスターズと対戦した三遠ネオフェニックスは62-58で勝利し、3連勝を達成。注目の滋賀並里成と三遠並里祐の兄弟対決は、弟の成が11点をマークするなど活躍したが、チームの勝利にはつながらなかった。
仙台89ERSは大阪エヴェッサを下し、連敗を4でストップ。16点をマークした第1クォーターで相手の得点を7点に抑えてリードを奪うと、その後も主導権を握り、66-56で勝利した。2ケタ得点はウェンデル・ホワイトのみにとどまったが、コートに立った全9名が得点を挙げて勝利に貢献した。
富山グラウジーズが今季初の2連勝を達成した。敵地で秋田ノーザンハピネッツと対戦した試合は、一進一退の展開が続く中、5点ビハインドで最終クォーターに突入。序盤に城宝匡史、山崎稜、デクスター・ピットマンの連続得点で試合をひっくり返すと、その後は追いすがる秋田から逃げきり、71-65で勝利した。ピットマンは2試合連続2ケタ得点と調子を上げ始め、城宝、山崎、宇都直輝など日本人選手の活躍も目立った。
西地区2位名古屋ダイヤモンドドルフィンズと東地区首位栃木ブレックスの一戦は、ホームの名古屋Dに軍配が上がった。前半を38-39で折り返すも、第3クォーターに26点、最終クォーターには27点を記録し、91-75の16点差で快勝した。
【試合結果】
千葉ジェッツ 90-96 川崎ブレイブサンダース
滋賀レイクスターズ 58-62 三遠ネオフェニックス
秋田ノーザンハピネッツ 65-71 富山グラウジーズ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 91-75 栃木ブレックス