宇都好調の富山は連勝記録更新へ、三遠は不穏なジンクスを打破したい

 年が明け、ここまで下位に低迷しているチームは心機一転を図る良い機会。B1全18チームの中で最も白星が少ない富山グラウジーズはもちろんだが、現在中地区2位につけている三遠ネオフェニックスにとっても同じことだ。

 というのも、話題を集めたジョシュ・チルドレスの入団以降は黒星が重なり、欠場した直近のリーグ戦4試合は前節の滋賀レイクスターズ戦を含めてすべて勝利する思いがけない展開になっているからだ。また、チルドレスが戦列復帰を果たしたオールジャパンは仙台89ERSに敗れて初戦敗退と、予想外の状況はまだ続いており、リーグ戦再開でジンクスを打破したいところだ。

 富山は前節の秋田ノーザンハピネッツ戦で今季初の連勝を飾った。宇都直輝と新戦力のデクスター・ピットマンが2戦とも2ケタ得点で貢献。特に宇都は、初戦で逆転のフローターを決めて勝利の立役者となった。

 前回のウィークデーゲームの対戦は、チルドレスのBリーグデビューの試合だった。三遠としては、白星で飾ったその試合を再現するだけでなく、チルドレスの高い貢献度も必要だ。対する富山は、オールジャパンに出られなかった悔しさをこの一戦にぶつけてもらいたい。

文=吉川哲彦

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