2017.01.20

東地区首位のA東京は主将正中が存在感発揮、横浜は山田のゲームメークで対抗できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 今節のアルバルク東京のホームゲームは墨田区総合体育館で行われる。迎える相手は横浜ビー・コルセアーズだ。

 B1東地区首位のA東京は前節、オールジャパンの再戦となる仙台89ERSとの対戦。オールジャパンの時と同じように、前半で奪ったリードを守っての勝利となった。このところ活躍が目立つのが控えのガード、正中岳城。開幕から第13節までは10分以上出場した試合が1試合しかなかったが、その後はオールジャパンを含め8試合すべてで11分以上出場している。仙台戦も約16分出場で8得点をマーク。シーズン半ばで、経験豊富な正中の存在感が増しているのは大きい。

 横浜は、3連敗と相性の悪い新潟アルビレックスBBにまたも敗戦。最終盤に細谷将司の3ポイントで同点に追いつきながら、第4クォーター終了と同時に決勝点をねじこまれる悔しい負け方だった。2ケタ得点常連の4人以外のプラスアルファが少ないという課題は、まだ解消できていない。

 ポイントはチームオフェンス。個々の能力が高いA東京と、キャリアのある選手をそろえる横浜。それぞれの持ち味を活かすのはやはりガードの仕事。山田謙治のゲームメーク次第では、シーホース三河戦以来の“大物食い”も大いにあり得る。

文=吉川哲彦

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