ハミルトンの劇的弾で琉球が名古屋Dを撃破、千葉は秋田に3点差辛勝/B1リーグ第21節

終了間際に3ポイントで決勝点を決めた琉球のラモント・ハミルトン [写真]=B.LEAGUE

 B1リーグ第21節が2月22日に各地で行われた。

 西地区5位の琉球ゴールデンキングスが敵地で同地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下した。第1クォーターは岸本隆一の10得点を含む25点を挙げて7点をリードすると、続く第2クォーターは12失点に抑えて点差を13点に広げる。しかし、第3クォーターに24点を許して試合の主導権を握られると、最終クォーターは残り1分10秒に逆転される。その後は両チームが得点を奪えない中、試合終了残り8秒に田代直希が連続フリースローを沈めて74-73と試合をひっくり返すも、同5秒にジェロウム・ティルマンに得点を決められ再度ビハインドを背負う。そのまま試合終了かと思われたが、ラモント・ハミルトンが逆転のブザービーターを沈め、最終スコア77-75で劇的勝利を収めた。

 仙台89ERSは敵地でレバンガ北海道を退け、2017年初の2連勝。第1クォーターで21-14、第2クォーターで24-21とリードして前半を折り返したが、第3クォーターはわずか12点を挙げるにとどまり、北海道に21点を与える。1点リードで迎えた最終クォーターは開始早々に逆転されるも、すぐさまウェンデル・ホワイトの連続得点でリードを奪うと、その後は追いつかれる時間帯もあったが、ビハインドを背負うことなく、90-84で逃げきった。一方、同地区最下位に敗戦を喫した北海道は、ジョーダン・バチンスキーが加入後3試合目で24得点を挙げる活躍を見せ、折茂武彦ダニエル・ミラー西川貴之も2ケタ得点を記録したが、あと一歩及ばなかった。

 千葉ジェッツが3連勝中の秋田ノーザンハピネッツを迎えた一戦は、試合終了間際の連続得点でホームの千葉が白星を手にした。4点リードで臨んだ最終クォーターは序盤に阿部友和小野龍猛の得点で最大9点まで点差を広げたが、イバン・ラベネル田口成浩を中心に攻めこむ相手に徐々に詰め寄られ、試合終了残り1分46秒に3点のビハインドを背負う。それでも、その後は相手に得点を許さず、ヒルトン・アームストロングタイラー・ストーンが得点を決め、67-64で勝利を収めた。

 ロバート・サクレを体調不良で欠いたサンロッカーズ渋谷は、新潟アルビレックスBBを相手に10点差の勝利。42-47で迎えた第3クォーターの序盤は拮抗した展開になったが、開始2分50秒に挙げたアイラ・ブラウンの得点をきっかけに、アールティー・グイン、ブラウン、アキ・チェンバースが立て続けに得点を重ねて試合をひっくり返すと、69-59の10点リードで最終クォーターに突入する。最後の10分間は相手エースのクリント・チャップマンに16得点を許すなど猛攻に遭ったが、SR渋谷も満原優樹の12得点を含む25点を積みあげ、94-84で同地区3位の相手から白星を挙げた。サクレ不在の中でグインがチームトップの24得点を挙げた他、3試合ぶりに出場のアイラ・ブラウンが22得点11リバウンドの活躍を見せた。

【試合結果】
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 75-77 琉球ゴールデンキングス

レバンガ北海道 84-90 仙台89ERS

千葉ジェッツ 67-64 秋田ノーザンハピネッツ

サンロッカーズ渋谷 94-84 新潟アルビレックスBB

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