今季初対戦の三河vsSR渋谷、帰化選手の桜木とブラウンの貢献度が試合を左右

 第15節が行われた年末年始に試合のなかったシーホース三河サンロッカーズ渋谷の対戦が今週末に開催される。

 前節もホームで戦った三河は、秋田ノーザンハピネッツを相手に連勝。1戦目は柏木真介が約13分間の出場で11得点と効率良く働き、2点差で秋田をかわした2戦目では橋本竜馬の欠場を狩俣昌也がカバーした。このところベンチスターターの活躍が目立たず、主力組の負担が増えている中、狩俣がその役割を果たしたのはプラス材料だ。

 京都ハンナリーズと戦ったSR渋谷は、1戦目はアールティー・グインの16得点と伊藤駿の14得点で勝利。しかし、2戦目はグインが一転して無得点に終わり、第1クォーターの10点ビハインドと第4クォーターの28失点が響いて敗れた。2戦ともオンザコート2のクォーターの出来が今一つで、グインとロバート・サクレがまだ共存できていない感がある。

 リーグ開幕時に9人いた帰化選手の中でも、特にインパクトを残しているのが桜木ジェイアールアイラ・ブラウン。プレーオフを除けば今季唯一の顔合わせとなる。チームの成績に貢献している点では桜木に分があり、ブラウンとしては現役日本代表の意地を見せたいところだ。

文=吉川哲彦

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