2017.03.10

地区5位同士の対戦、両チームともハードなディフェンスに活路を見出したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 横浜ビー・コルセアーズの青木勇人ヘッドコーチは、現役時代に6チームをわたり歩いた。bjリーグでは2チームで優勝を経験。現在指揮を執る横浜と、琉球ゴールデンキングスだ。琉球にも伊佐勉HCをはじめ当時のチームメートが残っており、元王者のプライドがぶつかり合うことになる。

 とはいえ、現在はともに地区5位という苦しい状況。横浜はレバンガ北海道戦で連敗が6まで伸びた。2戦とも得点は70点を下回り、失点は80点を超えている。ジェイソン・ウォッシュバーンに加えて細谷将司も欠場した中、川村卓也が2戦合計で3得点に終わったのが痛い。

 琉球も千葉ジェッツを相手にホームを守りきれなかった。年明け以降の12試合中10試合が70点台と得点は安定しており、前節も2戦とも71得点だったが、失点は両日80点以上。年明け以降に敗れた8試合で最も少ない失点が79点と、やはりディフェンスでもうひと踏ん張りがほしい。

 したがって、どちらもハードなディフェンスに活路を見出したいところ。堅い守りが良いオフェンスにつながることは、両チームともわかっているはずだ。平均年齢の高い横浜は、若い喜久山貴一満田丈太郎が走り回ればチームに活気が生まれるだろう。

文=吉川哲彦

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