B2リーグ第23節第1戦、第2戦が3月18日に各地で行われた。
西地区2位の広島ドラゴンフライズは同地区3位の熊本ヴォルターズと対戦。熊本の古野拓巳や小林慎太郎を中心とした攻撃を受け、11-18、14-15、14-18と第3クォーターまでに12点のビハインドを背負う。しかし、39-51で迎えた最終クォーター残り3分56秒からコナー・ラマートや朝山正悟の3ポイントで怒とうの反撃。徐々に点差を縮めた同5秒にダニエル・ディロンが同点弾をマークし、勝負は延長戦に持ちこまれた。一進一退の攻防が続く中、延長戦の残り1秒にディロンが決勝点を挙げ、76-74で勝利を収めた。56-59で敗れた前日の雪辱を果たし、地区上位の対決を1勝1敗とした。
中地区2位の西宮ストークスは同地区1位のFイーグルス名古屋を相手に90-61で快勝した。第1クォーターに16-17と1点のビハインドを背負うも、第2クォーターにドゥレイロン・バーンズを起点としたオフェンスを展開し大量32点を挙げ、前半を16点のリードで折り返した。第3クォーターは相手に20点を与えたが、最終クォーターは25-9と突き放して白星を挙げた。西宮は試合をとおして、3ポイントシュートを61.1パーセントの高確率で沈め、チーム全体で19のスティールを記録するなど、攻守で圧倒した。
東地区2位の福島ファイヤーボンズは同地区1位に立つ群馬クレインサンダーズを撃破した。19点の大量リードを奪って迎えた第3クォーターで点差を縮められると、第4クォーターは激しい猛攻を受け、試合終了残り1分38秒に仁平拓海の得点で76-73と3点差まで追いあげられる。しかしそこから、友利健哉、菅野翔太、村上慎也がフリースローで得点を積みあげ、最終スコア83-78で逃げきりに成功した。福島は友利、菅野、村上、セドリック・ボーズマン、ナイジェル・スパイクスが2ケタ得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。
アースフレンズ東京Zが今季初の100点ゲームを演じ、バンビシャス奈良に勝利。第1クォーターを17-13、第2クォーターを25-21と、前半で8点のリードを奪う。後半は第3クォーターで相手の得点を10点に抑え、最終クォーターは大量37点を積みあげ、最終スコア102-65の37点差で大勝した。ディオン・ジョーンズが28得点、ウィル・クリークモアが26得点と、外国籍選手の2人が安定した働きでチームをけん引した。
【試合結果】
島根スサノオマジック 80-64 香川ファイブアローズ
広島ドラゴンフライズ 76-74 熊本ヴォルターズ
鹿児島レブナイズ 67-75 愛媛オレンジバイキングス
アースフレンズ東京Z 102-65 バンビシャス奈良
西宮ストークス 90-61 Fイーグルス名古屋
群馬クレインサンダーズ 78-83 福島ファイヤーボンズ