2017.04.14

A東京二ノ宮と千葉西村、レギュラーシーズン最後の対戦で相手ディフェンスを攻略するのは

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 仙台89ERSに連勝し、栃木ブレックスとは3ゲーム差に縮まったアルバルク東京千葉ジェッツとのゲーム差も3としたが、今節はその千葉と激突する。連敗すれば東地区2位の座が危うくなり、千葉にとっては前節の栃木戦に続く正念場。「11人同時退場劇」以来の対戦であり、レギュラーシーズン最後の顔合わせ。千葉は連勝で対戦成績を3勝3敗の五分にしたいところだ。

 仙台に連勝したとはいえ、A東京としては課題の残る試合だった。1戦目の58点は今季チーム最少で、特に第2クォーターはわずか4点と苦しんだ。2戦目は松井啓十郎二ノ宮康平が得点を2ケタに乗せて計84点を奪ったが、2月までは2試合しかなかった70点未満の試合が3月以降は5試合と、得点力に陰りが出てきている。

 千葉の前節も、前半だけで52点とたたみかけた1戦目から一転、2戦目はすべてのクォーターで10点台に抑えられ計64点。2戦目まで勢いを持続できなかった。

 オフェンス面の安定感がほしい両チーム。シーズン終盤にきて頭角を現した二ノ宮と、長いブランクから復帰した西村文男は、ともに今季の対戦はすべて不出場。控えゲームメーカーとして過去のデータを覆し、相手ディフェンスを攻略するのはどちらか。

文=吉川哲彦

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