2018.03.16

ホーム勝率が高い名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、日本人の3P中心に得点力を回復できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 第21節の富山グラウジーズ戦で勝率を5割に乗せたのも束の間、栃木ブレックスにあえなく連敗を喫した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。中地区3位に逆戻りとなり、横浜ビー・コルセアーズ戦で仕切り直しを図る。

 栃木戦は2戦とも自慢の得点力をやや封じられた感があった。1戦目は第3クォーターまでは普段どおりの得点ペースを保ったが、第4クォーターで11得点と失速して逆転負け。2戦目では生命線の3ポイントが22本中4本しか決まらず、18試合ぶりに得点が70点を下回った。ジャスティン・バーレルが力強さを発揮した一方で、ジェロウム・ティルマンの影が薄かったのは痛い。

 得点力が上昇し続けている横浜は、前節も2戦とも90点台に乗せたにも関わらず、新潟アルビレックスBBの破壊力に打ちのめされた。1戦目は残り33秒から川村卓也の3連続3ポイントで猛烈に追いあげたが届かず。2戦目もジェフリー・パーマーの5本の3ポイントなどで再三リードを奪いながら、勝負どころでディフェンスの甘さを突かれた。

 名古屋Dは前回の対戦で2戦とも1点差で勝利。ホームの勝率が高いことも追い風になる。日本人選手の3ポイントの精度を上げ、得点力を回復できるか。

文=吉川哲彦

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