2018.03.17

互いにディフェンスがカギ、富山グラウジーズは4番起用の上江田勇樹に期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 シーホース三河の壁は厚く、再び“貯金”を失ったレバンガ北海道。今節の富山グラウジーズ戦の後に7試合続く同地区対決を前に、改めて弾みをつけておきたいところだ。

 三河戦は、1戦目が1点差という悔やまれる敗戦。B1記録に並ぶ14アシストの多嶋朝飛を起点に得意のパスワークが冴え、第2クォーター以降はすべてのクォーターで相手を上回っただけに、第1クォーターの11点ビハインドがあまりにも痛かった。2戦目も最初の10分間に32失点を喫し、その点差を挽回できなかった。

 対する富山も大阪エヴェッサに無念の連敗を喫した。5試合続けて70点以下だった得点は、2戦とも80点を超えたが、失点が90点台。特に第1クォーターと第4クォーターに失点がかさんだ。宇都直輝は2戦とも“ダブルダブル”、特に2戦目は多嶋同様B1記録タイの14アシストと存在感を誇示し続けているが、チームはこれで10連敗と白星が伴わないのがもどかしい。

 前節は試合の入りに失敗した両チーム。同じ轍を踏まないためには、やはりディフェンスがカギを握る。従来とは異なる4番(パワーフォワード)のポジションでスターター出場している上江田勇樹は、前節2戦目で21得点を記録。ここからはディフェンスでもハッスルしてチームを引っ張りたい。

文=吉川哲彦

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