2018.04.07

オフェンス好調の富山グラウジーズ、三遠ネオフェニックスとの直接対決を制し地区3位浮上なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 シーズン終盤に差しかかり、中地区2位を争う富山グラウジーズにとっては1つの勝ち負けが大きな意味を持ってくる。相性の悪い横浜ビー・コルセアーズ戦を1勝1敗でしのぎ、ここからラストスパートといきたいところだ。横浜戦は1戦目で敗戦。6人が2ケタ得点をクリアして計88得点とオフェンスは良かったが、第3クォーターの大量36失点が痛かった。2戦目も残り37秒の時点で6点ビハインドだったが、ファウルゲームが成功し、上江田勇樹の連続得点で劇的勝利を飾った。宇都直輝は1戦目で18得点5リバウンド14アシスト、2戦目で30得点7リバウンド8アシストと疲れ知らずの奮闘を見せている。

 三遠ネオフェニックスシーホース三河に力及ばず、7連勝から一転して6連敗。1戦目はわずか52得点に抑えこまれ、2戦目は粘りに粘って延長戦に持ちこんだものの、42得点10リバウンド9アシストという驚異的な数字を残したウェンデル・ホワイトの活躍は報われなかった。

 富山は順位を4位に上げ、三遠とは1勝差で今節も順位を上げるチャンス。3月以降盛り返している得点力で、連敗中はすべての試合で失点が80を超えている三遠のディフェンスのほころびにつけこみたい。

文=吉川哲彦

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