「B1 残留プレーオフ 2017-18」回避に向けて負けられない試合が続く滋賀レイクスターズにとって、京都ハンナリーズから2勝をもぎ取るチャンスを逃したのは痛い。2戦とも第3クォーターまでに60得点以上を挙げて10点以上のリードを奪いながら第4クォーターでオフェンスが沈黙し、1戦目は土壇場で逆転を許してしまった。2戦目をかろうじて2点差で逃げきって1勝1敗に踏みとどまったが、大阪エヴェッサの連勝により再び残留プレーオフ圏内に突入している。
「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出へ後がないサンロッカーズ渋谷も、前節のアルバルク東京戦は1勝1敗。1戦目は出だしから主導権を握れず、第4クォーターの追いあげも5点届かなかった。2戦目は逆に序盤でリードを奪い、詰め寄る相手を7点差でかわした。2戦計37得点を挙げたベンドラメ礼生の勝負強さは際立ったが、ワイルドカード2位まで4勝差の状況は変わらず、苦しくなったと言わざるを得ない。
ともに次節以降にライバルとの直接対決を控え、今節で弾みをつけておきたい。滋賀は2ケタ得点から16試合遠ざかっている長谷川智伸、SR渋谷は出場時間が減少傾向にある長谷川智也が、チームを引っ張る気概を見せてほしいところだ。
文=吉川哲彦