チャンピオンシップ注目選手紹介 No.6 永吉佑也(京都ハンナリーズ)「フル出場するつもり」

イラストレーターhiroki氏が描いた京都の永吉

5月12日から、レギュラーシーズンを勝ち抜いた8クラブによるBリーグ王座を懸けた激闘、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」が幕を開ける。そこでバスケットボールキングでは、よりチャンピオンシップを楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を用意。ここでは、活躍が期待される注目選手を、イラストレーターhiroki氏による描き下ろしイラストとともに紹介する。

新天地で開花した日本人ビッグマンであり初戦のキーマン

 自身のプレータイムを求めてチームを移籍するのはプロとして当たり前のことだと言えるだろう。永吉佑也は大学を卒業してからホームタウンとしていた川崎を去り、活躍の場を京都に求めた。川崎ブレイブサンダースでは控えメンバーだったが、新天地の京都ハンナリーズでは押すに押されぬスターターだ。ペアとなる外国籍選手によるが、センターとしてプレーすることもあり、ゴール下での激しいポジション争いもいとわない。その実績により、今季は日本代表候補に名前を連ねている。

 スタッツを比較すれば、昨季から今季では様々な項目で数字を伸ばしている。特筆すべきは1試合の平均得点が4.5点から8.3点に伸びたこと。プレータイムも約15分から25分になっている。また、アシストも本数(1試合平均89本)が伸びていることも見逃せられない。これはゴール下にポストアップできている証左であり、京都のオフェンスの起点としての役割も果たしている。大黒柱のジョシュア・スミスの穴を埋める存在は永吉以外に考えられない。

「ジョシュの出場停止はショックだった、全力でやれば結果はついてくる」

☆チャンピオンシップ初戦に向けての意気込み☆

「(最終節は)ジョシュが5試合の出場停止ということで、すごくショックなニュースだったけど、なんとか時間を使ってまず自分が受け入れること、そして自分たちがジョシュ抜きでどうやってアルバルク(東京)相手に戦うかというのを探りながらやるような感じでした。その中で、今まではインサイドになるべくボールを預けようというのが、もっとコートを広く使うバスケットをハーフコートで展開できたと思います。ミスもあったけどアグレッシブなところもいっぱいあって、その成果と反省をファーストラウンドで活かせればいいかなと思います」

「コンディションもリフレッシュしていつもどおりに戻ると思いますし、40分間出ることに関しても最後までフルで出るつもりでいきます。身を挺してでも勝ちにいかなきゃいけないので、その準備はしておきたいです。全力でやるだけですし、そうすれば結果はついてくると思います」

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