5月12日から、レギュラーシーズンを勝ち抜いた8クラブによるBリーグ王座を懸けた激闘、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017－18」が幕を開ける。そこでバスケットボールキングでは、よりチャンピオンシップを楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を用意。ここでは、活躍が期待される注目選手を、イラストレーターhiroki氏による描き下ろしイラストとともに紹介する。
「内外でポテンシャルを発揮するオールラウンドプレーヤー」
若き才能豊かな選手がそろう名古屋ダイヤモンドドルフィンズにあって、その代表的な存在が張本天傑だ。197センチのサイズながら高い身体能力を生かしたオールラウンドなプレーを得意とする。また、今シーズンは特に外角からの攻撃に進歩の跡を見せ、3ポイントの確率は昨季の31.7よりも約6パーセントアップさせた。
今季は日本代表での合宿やワールドカップ予選に出場するなど、これまで以上にタフなシーズンを過ごした。コンディション的に厳しい試合もあったが、出場した56試合のうち、スターターから外れたのは1試合のみ。1試合の平均得点では8.5得点と昨季を下回ったが、フィールドゴール成功率は4.2パーセントも上回る43.3パーセントを記録し、3ポイントと合わせてシュート力がアップしたシーズンだと言えるだろう。シーズン終盤には外国籍選手に負けないぐらい日本人選手のパフォーマンスがアップしたが、チャンピオンシップでも張本の活躍が不可欠であることには変わりない。
「平常心でどれだけ3Pを決められるか、まずは目の前の1戦を大事に」
☆Bリーグチャンピオンと初戦に向けての意気込み☆
「琉球（ゴールデンキングス）さんとやるのはどのチームよりも気持ち的に嫌ですし、ディフェンスがすごく強いチームなので、そのプレッシャーを自分たちの力に変えて平常心でやるのが一番だと思っています。自分たちも早い展開のバスケットが得意なので、そこで得意の3ポイントをどれだけ確実に決められるかがキーになってきます」
「今年はチャンピオンシップに出られて、正直すごくほっとしています。中地区2位で出場させてもらったんですけど、本当は1位で出場したかったのでその分すごい悔しさもあります。去年出られなかった分、ファンの方への申し訳なさも含めて、今年はもっとがんばらなければいけないなと思っています。自分たちはやはり優勝というよりも、まずは目の前の1戦1戦を大事にして、優勝までに成長できるチームなので、1戦1戦確実に勝って優勝まで勝ち取っていきたいなと思っています」