Bリーグは6月20日、2018-19シーズンの競技レギュレーションを発表した。
B1、B2ともに来季も3地区制を継続。B1復帰を果たした秋田ノーザンハピネッツはアルバルク東京や千葉ジェッツなど強豪がひしめく東地区に入り、B1初挑戦のライジングゼファー福岡は琉球ゴールデンキングスや名古屋ダイヤモンドドルフィンズなどと同じ西地区に加わった。
また、オンザコートルールの変更が決定。2017-18シーズンまで、試合にエントリーできる外国籍選手および帰化選手が1クラブ計3人以内(帰化選手は1名以内)と決められており、同時にプレーできる外国籍選手の人数が決まっていた。
しかし、来季は外国籍選手3人以内に加え、帰化選手1人以内までリーグ登録可能。試合のエントリーは外国籍選手が2人以内、帰化選手が1人以内となる。B1、B2ともにオンザコートは常に「2」となり、外国籍選手2人と帰化選手1人が同時にコートに立つことも可能になった。
同日に行われたメディアブリーフィングで、Bリーグの大河正明チェアマンは第一に「帰化選手の国籍が日本であること」を尊重したと説明。その上で、日本代表のフリオ・ラマスヘッドコーチなど経験豊富な指揮官から「(オンザコート)1と2の時間帯があることで、試合のクォーターごとで違うものになってしまう。このままではリーグの発展に寄与できない」との指摘を受けたと明かし、ルール変更の狙いを次のように説明した。
「(リーグ登録の)外国籍選手を2人にして、今よりもレベルの高い選手を呼ぶチームもあると予想している。また、1番(ポイントガード)から3番(スモールフォワード)の日本人選手が、常にレベルの高い外国籍選手と一緒にプレーすることで、日本の強みであるガード陣がさらにレベルアップでき、日本代表の強化につながるとも思っている。さらに、日本人ビッグマンが(オンザコート)1だから試合に出られるのではなく、(新ルールになっても)割って入って、プレータイムを勝ち取ることも代表の強化になる」
なお、2018-19シーズンの地区分けは以下のとおり。
■B1地区分け
・東地区
レバンガ北海道、秋田ノーザンハピネッツ、栃木ブレックス、千葉ジェッツ、アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷
・中地区
川崎ブレイブサンダース、横浜ビー・コルセアーズ、新潟アルビレックスBB、富山グラウジーズ、三遠ネオフェニックス、シーホース三河
・西地区
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、滋賀レイクスターズ、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、ライジングゼファー福岡、琉球ゴールデンキングス
■B2地区分け
・東地区
青森ワッツ、仙台89ERS、山形ワイヴァンズ、福島ファイヤーボンズ、茨城ロボッツ、群馬クレインサンダーズ
・中地区
アースフレンズ東京Z、東京八王子トレインズ、金沢武士団、信州ブレイブウォリアーズ、Fイーグルス名古屋、西宮ストークス
・西地区
バンビシャス奈良、島根スサノオマジック、広島ドラゴンフライズ、香川ファイブアローズ、愛媛オレンジバイキングス、熊本ヴォルターズ