日本人2人目の快挙を達成した中山拓哉、12月の「Player of the Month」を受賞

ファン選出の月間MVPに輝いた秋田の中山は、“トリプルダブル”を達成するなど12月の試合で大活躍

 バスケットボールキングとバスケットLIVEによる共同企画、ファンやブースターの皆さんが選ぶB1リーグの月間MVP「Player of the Month」。第12節から第17節まで(※個人成績は第17節を除く12月の8試合での平均値)を対象にした12月の「Player of the Month」が決定した。

 先に選ばれた中山拓哉秋田ノーザンハピネッツ)、富樫勇樹千葉ジェッツ)、馬場雄大アルバルク東京)、ジョシュア・スミス富山グラウジーズ)、金丸晃輔シーホース三河)の5名の中から、中山が全体(597票)の約53パーセントとなる318票を獲得した。

 中山に投票したファンの中から主だった投票理由をピックアップ。さらに、今回はチームメートのコメントも紹介する。

「トリプルダブルの記録の他に外国人に付くディフェンスとスティールが素晴らしい!」

「どっからでも跳んできてリバウンドとるのがすごい!」

「ディフェンスやゲームメイクなど、数字に出ない活躍も多く、中山にしかできないユニークな活躍をしていると思うから」

「勢いをつける時、きっかけが彼のスティールだったりする。一番起点になる選手だと思っています」(谷口大智

「彼の特長は、スティールやディフェンス面。タクがいなきゃ本当にダメだと思います」(白濱僚祐

チームの司令塔として活躍する中山 [写真]=B.LEAGUE

 中山はこの期間、1試合平均10.6得点5.6リバウンド7.7アシストを記録。12月23日の千葉ジェッツ戦では11得点14リバウンド10アシストを挙げ、日本人選手としては宇都直輝富山グラウジーズ)以来2人目となる“トリプルダブル”を成し遂げた。ただ、本人は「狙っていたわけではないですし、友達から連絡が来て知りました」という。

 今季からポイントカードのポジションにも挑戦しているが、「外国籍選手より(長い時間試合に)出ているので、コートの中でも外でもリーダーシップをもっと発揮しないといけない」、「ターンオーバーが多くなっているので、それをなくしていかないといいポイントガードになっていけない」と課題に言及。「(“トリプルダブル”を)取れたことはうれしいですけど、試合に負けてしまったので。チームを勝たせる選手になっていきたいなと思います」と今後の意気込みを語った。

 最後に、月間MVP受賞に際して「驚きました。自分が選ばれるとは思っていなかったので」と話し、「たくさんの投票ありがとうございました。12月のMVPに選んでいただいたんですけど、そこに満足せずチームを勝たせられる存在としてがんばっていきますので、これからも応援よろしくお願いします」とファン、ブースターに向けてメッセージを送った。

 24歳ながらチームの主軸として活躍する中山の今後に注目したい。

動画はこちら

☆過去の受賞者☆
■10月
ライアン・ロシター(栃木ブレックス)
https://basketballking.jp/news/japan/20181120/117218.html

■11月
渡邉裕規(栃木ブレックス)
https://basketballking.jp/news/japan/20181210/120179.html

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