2019.03.01

CS出場圏外のシーホース三河、下位に沈む横浜ビー・コルセアーズからは確実に2勝を奪いたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vs横浜ビー・コルセアーズ(@ウィングアリーナ刈谷)
第1戦:3月2日14時5分、第2戦:3月3日14時5分

 2週にわたる中断期間を経てB1のリーグ戦が再開。その先陣を切るのは今節2カードしかない同地区対決の1つ、シーホース三河横浜ビー・コルセアーズの顔合わせだ。前節の三河は、アウェイで連敗を喫した秋田ノーザンハピネッツをホームに迎えてのリベンジマッチだった。1戦目を狩俣昌也以外のベンチ登録選手全員得点で大勝すると、2戦目は1点を争うハイスコアゲームでその狩俣が15得点と奮起。それも、残り17秒での同点3ポイントと残り4秒での決勝フリースローを決める活躍で、チームのリベンジ成就に大きく貢献した。また、この試合では金丸晃輔が今季2度目の40得点超えを達成している。

 対する横浜はライジングゼファー福岡に先勝しながら、2戦目はもつれた末に6点差で惜敗。故障から復帰したブランドン・コストナーは2戦計40得点と役割を果たしたが、敗れた2戦目は攻守ともにインサイドで主導権を明け渡してしまった。ただ、リーグ全体の順位が近い福岡との対戦は2勝2敗のタイで終えることとなったものの、直接対決の得失点差では上回ることができた。

 両者の対戦は今季まだ1回しかなく、残り20試合中5試合を占めるこのカードの勝敗が互いにとって大きなウェイトを占めることは間違いない。現時点で中地区3位、ワイルドカードでも3番手とチャンピオンシップ出場圏内に入っていない三河は、東地区上位2チームとの対戦も残っており、下位に沈む横浜との対戦は落としたくないところ。そして横浜は、自信をつけるためにも三河から白星を奪いたい。選手登録期限直前でプリンス・イベとの契約を解除し、今季7人目の外国籍選手となるジョナサン・ホームズを獲得。今季こそ残留プレーオフ出場を回避すべく打ってきたこの一手が吉と出るか凶と出るか、その意味でも今節は重要だ。桜木ジェイアールを軸にインサイドの強固な三河に対して真っ向勝負を挑み、今後への手応えをつかまなければならない。

文=吉川哲彦

■ロースター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド
ケネディ・ミークス
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
岡田侑大
桜木ジェイアール
生原秀将
熊谷航

・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
ジョナサン・ホームズ
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー

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