2019.12.13

速攻でイージーバスケットを量産したいチーム同士の対戦、ディフェンスの出来が勝敗を分ける

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

大阪エヴェッサvs千葉ジェッツ(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:12月14日15時5分、第2戦:12月15日15時5分

 トランジションバスケットで白星を重ねてきた大阪エヴェッサが、滋賀レイクスターズの勢いに飲みこまれた。ディフェンスでは相手を前半24得点に抑えたが、オフェンスは得意の展開に持ちこむことができず、特に第2クォーターはわずか10得点に沈み、リードはわずか3点。後半は徐々にディフェンスが綻び始める中でオフェンスを立て直すこともできず、今季最少の57得点で敗戦。前々節2戦目に初めての1ケタとなる7得点に終わったリチャード・ヘンドリックスが、それを下回る6得点と沈黙したのが響いた。今節を含む12月の残り7試合中6試合がホームだが、そのすべてが東地区との顔合わせ。先陣を切るのは、2シーズン連続準優勝の千葉ジェッツとなる。

 その千葉は、「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」2次ラウンドも含めて連敗していたレバンガ北海道に快勝。それも、攻めては29アシスト、守ってはすべてのクォーターを14失点以下に抑えて計47失点と、リーグ最高勝率をマークした昨季の強さを完全に取り戻したかのような戦いぶりだった。2ポイントの成功率が約66パーセントにのぼったことも昨季の破壊力を想起させるが、その数字にしては得点が84点とやや少なかったのは18個のターンオーバーが原因。東地区内では北海道と並んで最もターンオーバーが多く、上位へのカムバックを狙う上では改善必須の課題と言っていい。

 速攻でイージーバスケットを量産したいチーム同士の対戦は、相手のターンオーバーやシュートミスを誘って速攻を生むディフェンスの出来が、速攻そのもの以上に勝敗を分ける。スティールとブロックでは千葉が上回るが、リバウンドで優位に立つ大阪はディフェンスリバウンドをしっかり確保し、相手にセカンドチャンスを与えないことを心がけたい。対する千葉はディフェンスの強度を保つ中でも、被ファウル数の少ない大阪に対して不要なファウルをしないように注意しなければならない。

文=吉川哲彦

■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
今野翔太
伊藤達哉
藤髙宗一郎
リチャード・ヘンドリックス
長谷川智也
橋本拓哉
合田怜
小阪彰久
畠山俊樹
アイラ・ブラウン
ショーン・オマラ
ジョシュ・ハレルソン

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
コー・フリッピン
田口成浩
晴山ケビン
大宮宏正
ニック・メイヨ
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
原修太
小野龍猛