2018.01.04

追いあげ実らず準々決勝敗退、栃木ブレックスの田臥勇太「出だしがすべて」

スタメン出場を果たした田臥は、思うように仕事ができず無得点2アシストに終わった[写真]=山口剛生
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 1月4日、「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンド(準々決勝~決勝)がさいたまスーパーアリーナで開幕。男子準々決勝第2試合では、栃木ブレックスが前回大会覇者の千葉ジェッツと対戦したが、最終スコア71-76で惜敗した。

 試合は、立ちあがりから千葉に連続得点を許して試合の主導権を握られると、前半終了時点で34-45。第3クォーター中盤以降はジェフ・ギブス渡邉裕規らのベンチメンバーの活躍もあり追いあげたが、最終的には前半に背負ったビハインドが響いた結果となった。

 田臥勇太は試合後、「出だしがすべてだった」と述べ、「それが千葉が得意とする展開。ディフェンスからどんどん足を使って速攻を出してくるということは、ヘッドコーチからも試合前に言われていた。そのことをしっかりと出だしからできなかったことが負けてしまった敗因だったと思います」と試合を振り返った。

 それでも、5点差まで詰め寄る大きな要因となったベンチメンバーの活躍については「よくやってくれた」と称え、「スタメンだったら最初からアグレッシブにいって、相手の得意な展開を止めてリズムを作らなければいけない。控えメンバーは今日みたいにスタメンの動きが悪かったら、激しくディフェンスをがんばって良いオフェンスにつなげるという、それぞれ自分たちの役割がはっきりわかったゲームでもあった」とポジティブに捉える。

 チームをまとめるキャプテンは、最後に「誰が出ても『自分たちのバスケットはこういうバスケットだ』ということをしっかりやれば勝てるし、できなければ勝てないというのがはっきりしたので、その辺はしっかり後半戦につなげていかなきゃいけないと思います」とリーグ後半戦を見据えた。

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