2022.12.18

大会MVPの渡嘉敷来夢が総括…「選手の自覚が芽生えたことが優勝につながりました」

大会10連覇に貢献し、大会MVPに輝いた渡嘉敷来夢 [写真]=伊藤大允
バスケ情報専門サイト

 12月18日、「第89回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンド決勝が国立代々木競技場第二体育館で行われ、デンソーアイリスとENEOSサンフラワーズが対戦。試合は一進一退の展開の中、第4クォーターで27―16とデンソーを引き離したENEOSが76−66で勝利、大会10連覇を達成した。

 負けられない一戦で32得点22リバウンドのモンスタースタッツをマークした渡嘉敷来夢は試合後の記者会見で「苦しい展開もあったけど、最後まで踏ん張れました。うれしいです」と笑顔を見せた。

 大会MVPにも選ばれたENEOSのキャプテンは、「10連覇のことは意識せず、1試合ずつという気持ちで戦えたと思います。その結果が皇后杯優勝につながりました」と、大会を総括した。

 しかし、今シーズンはWリーグ開幕戦で2連覇中のトヨタ自動車アンテロープスに敗れ、翌週の富士通レッドウェーブ戦では連敗。現在、5勝3敗と4位に位置し、皇后杯の連覇を心配する声が多かったのも事実だろう。

 渡嘉敷は「開幕当時に比べてチームが一つになっていると思います。選手それぞれの意識が高くなって、やることが明確になっています。選手の自覚が芽生えたことが優勝につながりました」と手応えを感じたようだ。

 翌週にはWリーグが再開されるが、今度は3シーズンぶりのリーグタイトル奪還に臨むことになる。

BASKETBALLKING VIDEO