2018.03.13

【アルバルク東京を支える3人のキーパーソンに直撃】第2回馬場雄大「学生でプロになったのは『正解』。吸収することばかりでとても充実」〈後編〉

優勝に向けて「自分たちがしてきたことをやり切るだけ」と語った馬場雄大[写真]=加藤誠夫
国内外のバスケ情報をお届け!

レギュラーシーズンの3分の2が終わり、Bリーグの各クラブは5月11日から始まる『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18』進出に向け、大切な終盤戦を迎えている。各地で熱戦が繰り広げられているが、強豪ひしめく東地区において、首位を走るのがアルバルク東京だ。開幕前に日本バスケットボール協会でテクニカルアドバイザーを務めていたルカ・パヴィチェヴィッチ氏を新たにヘッドコーチに招聘し、外国籍選手も一新するなど、2シーズン目のBリーグを迎えるにあたり、クラブのバージョンアップを図ったA東京。今回、悲願のBリーグ制覇に初優勝に向けて、キーとなる3選手にたっぷりとお話を聞く機会を得た。その2回目は馬場雄大選手。学生プロとしてキャリアをスタートさせた馬場選手の現在地を改めて聞いた。

取材=バスケットボールキング編集部
写真=加藤誠夫

新しいアリーナで自分たちの色を出していきたい

A東京優勝のキーは「ディフェンス」と語る馬場[写真]=加藤誠夫


――現在、アルバルク東京は東地区の首位に立っていますが、これからチャンピオンシップに向けて、どのように戦っていけばリーグを制すことができると思いますか?
馬場 やっぱりキーはディフェンスだと思います。みんな普段からルカHCの指導を受けて感じていることだと思いますが、ディフェンスは気持ち次第で、誰にでも気持ちを前面に出せばできることです。それをコートの立つ5人全員がしっかりできれば、点数は入れられないですよ。それをスタンダードにしたいですね。オフェンスではほとんどの対戦チームが僕たちのフォーメーション知っています。しかし、ルカHCは、それでも決める、止められないというところを徹底する方なので、細かいところを微調整しつつ貫けられれば勝てない相手はいないのではないかと思います。

――それはシーズンが進むにつれて感じた手応えですか?
馬場
 そうです。

――新しいアリーナ、アリーナ立川立飛の雰囲気はどうですか?
馬場 ファンの方の声援だったり、応援していただいているシーンを目にしたり触れることが多いので、こういうところで自分がプロになったことを感じられます。また、千葉や栃木などのチームは地域の皆さんを大切にしている感がとても伝わってくるので、自分たちも意識しつつも、アルバルクの色も出せればいいかなとも思います。

――ところで東京での生活は慣れました?
馬場 そうですね。一人暮らしをしています。同じ年の齋藤(拓実)が入ったので一緒にご飯に行くこともありますが、1人でも行きますよ。実は食にお金をかけようと思っていて、詳しい方に聞いたりしてお店を訪ねたりもしています。

――お気に入りのお店は?
馬場 うなぎが好きなんですよ。サイトで探して評判の良いお店に行ったりします。また、ラーメンも多いかな。それ以外では、チームでよく行く焼肉屋さんがあって。こちらには結構通っています。

――今のマイブームは何ですか?
馬場 車ですね。

――今は何に乗っていますか?
馬場 トヨタのプリウス乗っていますが、次は何に乗ろうかって調べたりするのが楽しいです。

――プリウスってまたかわいいですね。馬場選手にとっては小さくないですか?
馬場 それが意外と中は広くて、快適なんですよ。

――車が好きなんですね。
馬場 そうです。車って夢を与えられますよね。アリーナへ車で行く時、ファンの方に憧れてもらえる存在になりたいです。

夢を与えられるような選手になりたい

アリーナ立川立飛は新しい本拠地。「ここで自分たちの色を出していきたい」と馬場は語る[写真]=B.LEAGUE

――NBAでは会場入りする選手をファンが待ち構えていますね。ちょうどNBAの話が出ましたが、以前「NBAに行くためにアルバルクに入った」とおっしゃっていました。その気持ちは今でも変わりませんか。
馬場 はい。チャンスがあればと思っています。でもその前に自分が上達しなければいけませんし、代表でも結果を残していかないといけないとも思います。

――渡邊雄太選手(ジョージワシントン大学)や八村塁選手(ゴンザガ大学)の活躍は気になりますか?
馬場 スタッツ的なことはあんまり気にならないのですが、プレーは見ますね。塁はちょっと前まで4番ポジションに固定されていたようでしたが、最近はストレッチフォー的にいつでも外のシュートも打たせてもらえるようになって、本来のプレーができていると思います。しかもしっかりと結果も残しているからすごいと思います。

――両選手とも2ケタ得点が当たり前になってきていますし、ラストのシュートも任されるようになっています。それを見て、焦りませんか?
馬場 その気持ちはないです。雄太さんは雄太さん。塁は塁だと思っているので。自分は自分で選んだ道を進みます。

――優勝に向けて、これはやらなければいけないということは?
馬場 何と言っても開幕からのスタイル、“ディフェンスを頑張って走る”を徹底しなければいけないと思います。自分たちのプレーは分析されているとは思いますが、その状況の中でも決めきることに尽きます。ブレなければやれきれます。

――最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
馬場 本当にBリーグの中で一番練習しているチームはうちだと思っています。それを自信につなげて、コートで体現して優勝します!

NBAへ進むために、今は足元を固めているところと馬場は未来を見据える[写真]=加藤誠夫