2018.10.06

琉球ゴールデンキングスに対し、秋田ノーザンハピネッツは自分たちのプレーを40分間保てるか

B1に復帰した秋田は、選手層の厚い琉球を迎え撃つ[写真]=B.LEAGUE
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秋田ノーザンハピネッツvs琉球ゴールデンキングス(@CNAアリーナ★あきた)
第1戦:10月6日14時5分~、第2戦:10月7日14時5分~ 

 昨シーズンは西地区の1位の成績を残した琉球ゴールデンキングス。全体でも4位の勝率でチャンピオンシップに2シーズン連続で出場を果たしたが、残念ながら準決勝で千葉ジェッツに敗れた。初のリーグ制覇に燃える琉球は、このオフも前回以上に戦力の補強を積極的に行った。特に日本代表候補の並里成滋賀レイクスターズから、さらに橋本竜馬シーホース三河から獲得。岸本隆一石崎巧を含めて、キャリア豊富でバラエティー豊かなガード陣を構成した。外国籍選手も島根スサノオマジックからジョシュ・スコットを獲得、加えてBリーグ初年度にアルバルク東京に途中加入したジェフ・エアーズを獲得し、ここについても補強に余念がない。

 琉球は、9月18日からマカオで行われたテリフィック12では、アジアの強豪チームを破って初優勝を果たした。ベースとなっている強固なディフェンスはすでにチームに浸透。また大会をとおして、新加入選手もすでに何年も琉球でプレーしているかのようなコンビネーションを見せいていただけに、シーズンの開幕が待ち遠しいところだ。

 後は「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window4)」の2試合に出場していたアイラ・ブラウンを入れた形でどのようにチームを完成させるかだが、佐々宜央ヘッドコーチは、「練習試合を組んでいるので、そこでしっかり仕上げたい」と隙がない。琉球は10月、一気に開幕ダッシュを狙いたいところだ。

 一方の秋田ノーザンハピネッツは、昨シーズン、B2降格の憂き目を見たが、驚異的な勝率で勝ち進み、1シーズンでB1復帰を果たした。しかし、その原動力となった田口成浩は千葉へ移籍。また創設以来8シーズンもクラブに貢献した水町亮介(現アカデミーコーチ)が引退するなどして、外国籍選手を含めて7名の選手を迎えた。

 新加入で注目はジャスティン・キーナンだろう。アーリーカップ2試合で59得点を挙げたキーナンは、アメリカの大学を卒業後、中南米のクラブを渡り歩いた。昨シーズンはアルゼンチンでプレーしたパワーフォワードは、どのような新風を秋田に吹かせてくれることだろう。

 就任2年目のジョゼップ・クラロス・カナルスHCは今シーズンも「ハードなディフェンス」をチームスタイルとして標榜する。プレースタイルでかぶる2クラブだけに、どれだけ自分たちのプレーを押し通せるかに勝敗の行方が握られている。

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