■横浜ビー・コルセアーズvs大阪エヴェッサ（＠横浜国際プール）
第1戦：2月1日15時5分 第2戦：2月2日14時05分
琉球ゴールデンキングスを相手に善戦した前々節の好感触を持続したい横浜ビー・コルセアーズ。しかし前節は富山グラウジーズに第1クォーターで29－16と出鼻をくじかれ、その後生原秀将の3ポイントなどで追いすがるも5点届かなかった。ジェームズ・サザランドが第3クォーターまで得点がなく、結局4得点に終わったのは大きな誤算だったが、最大の敗因はディフェンス面。ハードなディフェンスと引き換えにファウル数の多さが顕著になってきており、前節もフリースローで23点を献上。最近5試合がすべて6点差以内で、そのうち4試合を落としている現実を考えると、何らかの手は打たなければならない。
対する大阪エヴェッサは、西地区首位争いの直接対決となる琉球ゴールデンキングスを下して首位キープ。第2クォーターで9得点に抑えこまれるなど前半は難しい展開だったが、ジョシュ・ハレルソンが後半だけで20得点と局面を打開。それでもなお琉球の粘りに苦しむ中、同点の残り41秒に合田怜が値千金の3ポイントを決めて白星を勝ち取った。1月を6勝1敗で終え、2月は地区首位の座を固める時期としたい。そのためにはまず、今節を確実に取っておきたいところだろう。
大阪が連勝した第8節の対戦では、横浜はファウルを少なく抑えることはできたものの、2戦ともフィールドゴール試投数で大阪を上回りながら成功数は下回った。フリースローでの失点を減らすことを大前提とした上で、シュートの精度をいかに上げるかという点にフォーカスしたい。最近4試合続けて生原にスターターの座を譲っている田渡凌は、前回の大阪戦も脚のコンディションの影響で1戦目が2得点、2戦目は8アシストをマークしながらも得点は3点に終わっている。好調の生原とともにチームのオフェンスをけん引し、大阪にリベンジを果たすことができるか。また、196センチでポイントガードをこなせる赤穂雷太の加入についても、チームへの好影響を期待したい。
文＝吉川哲彦
■ロースター
・横浜（ヘッドコーチ：トーマス・ウィスマン）
ジェームズ・サザランド
橋本尚明
レジナルド・ベクトン
ホール百音アレックス※特別指定
アキ・チェンバース
ハンター・コート
牧全
田渡凌
秋山皓太
竹田謙
エドワード・モリス
ウィリアム・マクドナルド
生原秀将
小原翼
赤穂雷太※特別指定
・大阪（ヘッドコーチ：天日謙作）
今野翔太
伊藤達哉
藤髙宗一郎
カイル・バローン
リチャード・ヘンドリックス
長谷川智也
中村浩陸※特別指定
橋本拓哉
合田怜
小阪彰久
今村拓夢※特別指定
畠山俊樹
アイラ・ブラウン
ショーン・オマラ※インジュアリ－リスト
ジョシュ・ハレルソン