10月2日、アリーナ立川立飛でB1リーグの2020-21シーズン開幕戦が行われ、アルバルク東京と川崎ブレイブサンダースが対戦した。
A東京は新キャプテンの安藤誓哉を筆頭に、菊地祥平や竹内譲次、田中大貴、アレックス・カークと過去数シーズンにわたって主力を担う面々が先発。一方の川崎は、篠山竜青や辻直人、ニック・ファジーカス、ジョーダン・ヒース、パブロ・アギラールがスタメンに並んだ。
立ち上がりに先制点を挙げたのはA東京。竹内がドライブから狙ったショットのこぼれ球を拾ったカークが、そのまま豪快なダンクで沈め、今季最初の得点を決める。一方の川崎もオフェンスリバウンドを拾ったファジーカスが、ゴール下を沈めすぐさま同点に。第1クォーターは互いに一歩も譲らない展開が続き、16-16で終了した。
続く第2クォーターはA東京が試合のペースを握る。思うように得点を重ねられない川崎を尻目に、田中の3ポイントや新加入のカイル・バローンも得点し、31-22と9点のリードを奪って試合を折り返す。
第3クォーターは序盤に川崎のヒースが2本の3ポイントを沈め、点差を一気に詰めることに成功、それでもA東京は、田中のディフェンスからファストブレイクで安藤が得点するなどして、再びリードを広げていく。カークもこのクォーターで9得点を挙げ、結局58-44とさらに点差を広げて最終クォーターへ。
最後の10分間は川崎が怒涛の追い上げを見せる。開始早々に藤井祐眞が得点を挙げると、直後にこの試合で長期離脱から復帰したマティアス・カルファニが安藤のシュートをブロックするなど、チームに流れを引き込むプレーを披露。その後もタイトなディフェンスでA東京の得点を抑えつつ、藤井を中心に点差を詰めていく川崎。しかし、7点差まで詰められたタイミングで、A東京は安藤と竹内が続け様に3ポイントを沈め、再び点差を2ケタまで広げることに成功する。
その後もザック・バランスキーの3ポイントなどで着実に得点を伸ばし、川崎の猛追をかわすA東京。終盤は足を痛めた田中を欠く中、安藤を中心にリードを守り抜き、最終スコア85-79でA東京が開幕戦を勝利で飾った。
A東京はカークが24得点10リバウンドとダブルダブルの活躍を見せ、安藤が4本の3ポイントを含む18得点、竹内が13得点と続いた。川崎は藤井が21得点を挙げて、B1での個人通算2000得点越えを達成するなど躍動したが、開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
■試合結果
アルバルク東京 85-79 川崎ブレイブサンダース(@アリーナ立川立飛)
A東京|16|15|26|27|=85
川崎|16|6|20|35|=79