2020.10.09

得点力の高い宇都宮ブレックスに対し、信州ブレイブウォリアーズは守備で体を張れるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

宇都宮ブレックス vs 信州ブレイブウォリアーズ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:10月10日15時5分 第2戦:10月11日15時5分

 2016-17シーズン以来の覇権に向け、宇都宮ブレックスが上々のスタートを切った。昨季西地区優勝の琉球ゴールデンキングスをホームに迎えた開幕節は、いずれも失点を60点台に抑えて連勝。田臥勇太はコートに立たなかったが、他の10人全員が2戦とも10分以上に出場と、各自が役割を遂行した。その中でテーブス海は2戦目で10得点を挙げ、ポテンシャルの一端を垣間見せている。また、今節を前に新外国籍選手のLJ・ピークが合流したことも明るい話題だ。

 開幕節に続くホーム戦となる宇都宮の今節の相手は信州ブレイブウォリアーズ。開幕節は外国籍選手2人とアジア枠選手1人の不在が響き、秋田ノーザンハピネッツに連敗とほろ苦いB1デビューとなった。特に1戦目は得意の3ポイントが不発でターンオーバーも23個を数え、55得点と秋田のディフェンスが一枚上だった。それでも2戦目に76得点と改善し、敗れたとはいえ4点差だったことで、B1で戦う手応えをつかむことはできたはずだ。

 信州の勝久マイケルヘッドコーチにとって、宇都宮は2017-18シーズンにアシスタントコーチを務めた古巣。安齋竜三HCとの対決には意気込んでいるだろう。そのカギとなるのは最大の武器であるディフェンス。2戦とも80失点だった前節の出来は必ずしも悪いものではなかったが、得点力の高い選手がそろう宇都宮に対する今節も外国籍選手の合流が間に合わない場合は、小野龍猛井上裕介佐藤託矢が前節以上に体を張らなければならない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
佐藤託矢
大崎裕太
増子匠
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

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