2021.01.29

攻撃面が好調な三遠ネオフェニックス、琉球ゴールデンキングスのディフェンスを攻略できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

三遠ネオフェニックスvs 琉球ゴールデンキングス(@豊橋市総合体育館)
第1戦:1月30日17時5分 第2戦:1月31日14時5分

 前々節に今シーズン2度目の同一カード連勝を飾った三遠ネオフェニックス。前節の信州ブレイブウォリアーズ戦も勝機は十分にあったが、最終的には延長に突入した接戦を1点差で落とす結果となった。第2クォーターを6失点に抑えたにもかかわらず、第3クォーターに26失点。第4クォーター終盤にはターンオーバーで勝ち越しのチャンスを逃すと、延長でも1点リードした残り23秒にも24秒バイオレーションを犯し、その後フリースローを与えてしまうなど、重要な場面で我慢しきれなかった印象だ。それでも、75得点のうち55得点を日本人選手が占めたことは明るい材料だ。

 1勝1敗が3節続き、足踏みしていた感のある琉球ゴールデンキングスだが、1戦のみの前節は滋賀レイクスターズを52得点に封じる圧勝。開幕から今一つ持ち味を発揮できていなかった牧隼利が、出場29試合目にしてようやく今季初の2ケタ得点をマークし、合流3試合目のセドリック・シモンズも一定の役割を遂行した。西地区首位のシーホース三河に引き離されないためにも、今節は第14節以来の同一カード連勝を果たしたい。

 シーズンのちょうど半分を終え、前節もリーグで2番目に失点が少ない信州から75得点を奪ったように、三遠は開幕当初と比べてオフェンス面が確実に向上している。前節に今シーズン最多の20得点を挙げた鈴木達也と、今シーズン初めて2戦連続2ケタ得点をマークした西川貴之が琉球のディフェンスを攻略し、自信を深めたいところだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明 ※インジュアリーリスト
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
岡田慎吾
西川貴之
鈴木達也
兪龍海
カイル・ハント
津屋一球 ※特別指定
ステヴァン・イェロヴァツ
井上宗一郎 ※特別指定

・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ナナーダニエル弾
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
セドリック・シモンズ
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ ※インジュアリーリスト
ジャック・クーリー
牧隼利

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