■三遠ネオフェニックス vs 滋賀レイクスターズ(@豊橋市総合体育館)
第1戦:2月27日17時5分 第2戦:2月28日14時5分
相手が外国籍選手2人を欠いていたとはいえ、東地区上位のサンロッカーズ渋谷を連破したことは最高の結果。三遠ネオフェニックスがこれを浮上のきっかけにできるかどうかは、今節の滋賀レイクスターズ戦の出来にかかっている。
SR渋谷戦は、2戦とも競った展開をものにした点が三遠にとって何よりの収穫だった。1戦目は第4クォーターに8点ビハインドから14-0のランを見せ、残り25秒に1点差に迫られた後をしのいだ。2戦目は同点で迎えた第4クォーターで追う展開を強いられながらも、残り2分を切ったところで逆転。やはり1点差となった最後の1分を我慢強く戦うことができた。6試合連続のスターター起用となった津屋一球の攻防にわたる貢献度は特筆しておかなければならない。
滋賀の前節は西地区首位の琉球ゴールデンキングスに2戦とも完敗。1戦目は第1クォーターの8得点が響き、ジョーダン・ハミルトンが欠場した2戦目はジョナサン・オクテウスが27得点でその穴を埋めたが、チーム全体で22ターンオーバーを喫してしまった。2月はここまで1勝4敗。混沌としている西地区中位で少し陰りが出ている状況だ。
現在地区9位の三遠は今節も連勝すれば同6位の滋賀に星の差2つまで迫り、一気に西地区中位争いに割って入るチャンスだ。連勝に不可欠なのはやはりディフェンス。前節に計8スティールを記録した川嶋勇人と、同じく計7ブロックのカイル・ハントがキーマンになるだろう。
文=吉川哲彦
・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明 ※インジュアリーリスト
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
岡田慎吾
西川貴之
鈴木達也
兪龍海
カイル・ハント
津屋一球
ステヴァン・イェロヴァツ
井上宗一郎 ※特別指定
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒