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2月5日、琉球ゴールデンキングスは富山グラウジーズとホームで対戦。この試合では、約1年5カ月ぶりに復帰した渡邉飛勇がプロデビュー戦に臨んだ。
アメリカ出身で現在24歳の渡邉は、207センチ106キロのパワーフォワード。ポートランド大学、カリフォルニア大学デービス校大学院でのプレーを経て、東京オリンピックの日本代表にも選出されると、2021年に琉球へ加入した。
しかし、在籍初年度の2021年9月4日に行われたプレシーズンゲームにて右ヒジを骨折すると、その後は3度の手術とアメリカでの過酷なリハビリにより、約1年5カ月間の長期離脱を余儀なくされる。
それでも、富山との第2戦、第1クォーター残り3分11秒にホームの沖縄アリーナでついにプロデビューを果たすと、渡邉は再三にわたってオフェンスリバウンドを奪い、ゴール下で初得点を記録。さらに、フリースローとジャンプシュートで得点を伸ばすと、第2クォーターには相手の3ポイントシュートをブロックする場面もあり、12分16秒の出場で7得点6リバウンド1ブロックをマークした。
チームの勝利に大きく貢献した渡邉は、試合後のコメントをクラブを通して発表。「リハビリ期間中は、とにかくコートに戻ることを考えていました。今日、初めてBリーグ公式戦のコートに立つことができ、良いスタートを切ることができたと思います」と心境を明かすと、「試合前はとても緊張しましたが、コーチやチームメートのおかげでリラックスして試合に挑むことができました。今後もリバウンドとブロックショット、ディフェンスでチームに貢献したいです」と意気込みを語った。
渡邉が待望の復帰を果たし、インサイドの選手層が厚くなった琉球。次節では三遠ネオフェニックスとのアウェーでの対戦に臨む。