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Bリーグの第22節が2月11日から12日にかけて行われ、レバンガ北海道は宇都宮ブレックスとアウェーで対戦。試合後のコメントをクラブ公式ホームページが伝えている。
第1戦に73-101で敗れ、3連敗を喫した北海道だったが、第2戦では第1クォーターからリードを奪うと、37-20で試合を折り返す。後半ではわずかに点差を詰められたものの、ショーン・ロングが29得点16リバウンド、ブロック・モータムが25得点7リバウンドをマークし、77-64で北海道が今シーズン9勝目を挙げた。
シーズン開幕から苦しい戦いが続いていた北海道は、7日に就任2年目の佐古賢一ヘッドコーチと双方合意の上で契約を解除。小野寺龍太郎アシスタントコーチがHC代行に就任し、新体制で初の勝利を手にした。
「佐古HCが創り上げてきた戦うマインドを選手たちがコートで体現してくれたことが大きかったです。体制が変わる難しさもありながら、それぞれがいろいろな感情を抱えながら今節に向けて準備をしてきました。佐古さんにこの1勝をささげることができて良かったと思います」
そう語る小野寺HC代行は、「ディフェンスとリバウンドというチームの課題を改善していけば、今日のように強豪チームにも勝つことができることを証明できた」と貴重な白星により、確かな手応えをつかむことができたようだ。
キャプテンを務める橋本竜馬は、「いろいろな感情がある中で、コントロールすることは難しかったですが、目の前の試合にフォーカスしてこの厳しい状況を改善していくことが必要であり、チームとして成長できるように進めていかなければいけないと思っています」と素直な心境を語った。
「佐古さんが教えてくれた戦う姿勢というものを体現できたと思いますし、もう少し前にこの結果を出せていたらという思いもあります」
悔しさを滲ませる橋本は「全員にとって大きなものを残してくれた人がチームを去ることになった」と佐古前HCへの思いを語りつつも、「今日ひとつ勝てたことは非常に大きいですし、勝利したことで前向きに取り組んでいくことができるので、中断期間にしっかりとリフレッシュと準備をして、リーグ戦再開に臨みたいと思います」とシーズン終盤戦へ向けて意気込んだ。
北海道は次節、3月8日にホームで茨城ロボッツとの対戦に臨む。