2023.03.09

B1記録を塗り替える21連勝を達成した千葉J…佐藤卓磨は「チーム全員でもぎ取った勝利」と回想

記録更新がかかった宇都宮戦に先発出場し、勝利に貢献した佐藤[写真]=B.LEAGUE
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 代表活動などで1カ月に及ぶ休止期間が終わり、B1が再開された3月8日、千葉ジェッツがホームで宇都宮ブレックスと対戦。この試合、第1クォーターこそ宇都宮に先行されるが、千葉Jが主導権を奪い返すと第2クォーターで逆転に成功。38-27で試合を折り返すと、後半でも優位を保ち、81-68で勝利を収めた。

 この勝利で、千葉Jは連勝記録が「21」に。2021-22シーズンに琉球ゴールデンキングスが達成した20連勝のB1記録を塗り替えた。

 試合後には、スターターを務めた佐藤卓磨がクラブを通じてコメントを発表。

「リーグ記録のかかった大事な一戦で、試合前からみんな集中していていい入りができました」と振り返った佐藤。「途中苦しい時間帯もありましたが、自分たちの強みであるディフェンスからリズムをつかんだことで、シュートも確率よく決められたのがよかったです。チーム全員でもぎ取った勝利だと思います」と、チームでの勝利を強調した。

 また、ジョン・パトリックヘッドコーチは「前半ちょっとリバウンドでやられてしまったんですが、後半クリス(クリストファー・スミス)と(富樫)勇樹、そして大事な場面で原(修太)が3ポイントシュートを決めるなどの躍動をしてくれて勝利をつかめました」と試合を振り返った。

 しかし、新記録をうち立ててながらも、指揮官の視線は週末の大一番に向けられているようだ。「21連勝は素晴らしいことで誇りに思いますが、日曜日の天皇杯に向けて皆で集中して準備をしていきたいと思います」とコメント。すでに気持ちは琉球ゴールデンキングスと対戦する天皇杯決勝に切り替えられていた。

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