2023.04.05

日本代表の金近廉がBリーグ入り…東海大を退学して千葉ジェッツに加入、来季からプロ選手に

今季は練習生として活動し、来季からプロ契約選手となる金近 [写真]=伊藤大允
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 千葉ジェッツは4月5日、金近廉が2022-23シーズンの練習生として加入し、2023-24シーズンの基本契約に合意したことを発表した。東海大学を退学し、千葉での活動に専念するという。

 現在20歳の金近は、196センチ88キロのスモールフォワード。関西大北陽高校から東海大学に進学すると、2月に行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6で日本代表デビューを飾った。

 同選手はクラブを通じて「千葉ジェッツに今季練習生として、来季プロ契約選手として加入させていただくことになった金近廉です。大学を退学し、プロの道へ進むことを後押ししてくださった東海大学のスタッフの方々、チームメイト、また、シーズンの終盤で大事な時期にも関わらず、受け入れてくださった千葉ジェッツの関係者の方々に感謝申し上げます。今後、千葉ジェッツというチームを更に強くするため、今出来ることに全力で取り組み、チームの勝利に貢献したいと思います。応炎よろしくお願いします!」と意気込みを語った。

また、池内勇太ゼネラルマネージャーは金近の加入について次のように説明した。

「金近選手のことは彼が高校2年生の頃から追いかけており、東海大学入学後は毎年、特別指定選手のオファーをさせていただいておりました。昨年のインカレでは東海大学のエースとして、2年ぶりに優勝へ導き、得点王と優秀選手賞を受賞しております。また2月のFIBAワールドカップ予選では日本代表A代表でもデビューしており、実力は皆さまご存知の通りかと思いますが、得意のスリーポイントと持ち前の跳躍力からフィニッシュまでもっていくことのできる得点力、そして大学でインサイドプレーも培ったことで、オフェンス、ディフェンス共に複数のポジションをこなすことができます」

「このユーティリティ性は今後Bリーグ、そして日本、アジアを代表するオールラウンダープレイヤーに必ず成長するものだと感じており、千葉ジェッツの激しいディフェンスとスピード感のあるアップテンポなスタイルにもフィットすると考えております」

「今回千葉ジェッツへの加入の経緯といたしましては、金近選手がプロへの挑戦をする意思を決めた中で、東海大学を通じてオファーをさせていただき、東海大学の陸川監督、木村コーチとも話し合いを重ね、大学側も千葉ジェッツへ送り出してくださった形です。この加入については、大変多くの関係者の皆さまのご理解がもあり、実現しております。この場をお借りして改めて感謝申し上げます」

「また、このタイミングでの加入については、8月から開幕する世界選手権(原文のまま、正式にはFIBAワールドカップ)へのロスター入りを目指すことも視野に入れており、千葉ジェッツとしては彼の目標を実現できるよう最大限にサポートして参ります。今シーズンBリーグでのプレーは叶いませんが、本日よりチームにも帯同いたしますので、千葉ジェッツ金近廉に熱いご声炎をいただきますよう、よろしくお願い致します」

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