7月6日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第140回が配信され、各カテゴリーの日本代表について語った。

　番組冒頭にはBリーグのチェアマン続投が決まったことを改めて報告し、「日本バスケ界、Bリーグ、そして何よりもファンの皆様のために身を粉にして働きたいなと思っていますので、みなさんどうぞよろしくお願いします」とあいさつ。今夏のBリーグ移籍市場にも言及し、「勢力図がそもそも変わりやすいリーグではありますが、今シーズンは強烈。今年いっちゃうかも！というクラブが増えている。面白いシーズンになると思いますので、乞うご期待です」と、開幕カードが発表された2023－24シーズンへの期待感を口にした。

　続けて、U19ワールドカップで“八村世代”を超える史上最高の8位という結果を残したU19日本代表について話題が及ぶと、「立派な成績を収めていただいた。何よりタフでした。世界のトップオブトップは強いなと感じましたが、とはいえこの世代の選手たちの可能性をすごく感じました」と話し、新たな歴史を作った若き日本代表たちを称賛。

　特に大会の得点ランキング5位に食い込んだジェイコブス晶については、「最年少でB1のコートに立っている逸材。我々Bリーグのユース卒業生として将来の渡邊雄太選手（NBAフェニックス・サンズ）のような存在になってくれたら、と思っている選手。圧倒的に逞しくなっていますよ。ジェイコブス選手は伸びまくり。すごく期待できる。おそらく今後数年で日本代表の主力になっていくのは間違いないでしょうね」と興奮気味にその活躍を振り返った。

　その他にも湧川颯斗や岡田大河、川島悠翔らの存在にも触れながら、「これから何人A代表に入ってくるのかなと。可能性ありまくりですよ」と世界相手に奮闘した有望株たちを称え、「今回のワールドカップは欠場となってしまった八村塁選手とか、ジョシュ・ホーキンソン選手、渡邊雄太選手、馬場雄大選手、富永啓生選手…。あのA代表の中にこういうメンバーが入ってきて、今いる選手たちを押しのけるような状況ができたら、かなり強くなっているんじゃないですか。めちゃめちゃ楽しみですね」と、今後の男子A代表の躍進に期待を寄せた。

　また、島田チェアマンは、8月25日に開幕する『FIBAワールドカップ2023』へ向けて調整している男子日本代表の練習を視察したことも報告。八村の出場辞退が発表された直後ではあったが、「より責任を感じてやっているという雰囲気が伝わってきて、頼もしいなという印象を受けました」と練習風景を振り返り、「代表の雰囲気が年々良くなっているんですよ。トム（ホーバス ヘッドコーチ）も緊張感を持たせて競争させるのが上手いとは思うけど、いずれにしても選手の中で日本代表のプレゼンスが上がってきているのを感じます」と男子バスケットボール界で起こっている変化を紹介。

　さらに、アジアカップ6連覇を逃した女子日本代表についても言及し、「目標はパリですから。そこへ向けてまた切り替えて頑張っていただきたいですし、“オールバスケ”で頑張りますから、みなさんよろしくお願いいたします」と、日本全国のバスケットボールファンへ呼びかけた。