2023.07.06
7月4日、「FIBA U19 バスケットボールワールドカップ 2023」で過去最高8位の成績を残したU19日本代表が開催地のハンガリーから帰国。アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチ、小澤飛悠(日本体育大学)、ジェイコブス晶(NBAグローバルアカデミー)が羽田空港での囲み取材に応じた。
マルチネスHCは大会結果について「非常に喜ばしいことだったと思います。日本のバスケットボールに携わる方々のエネルギーになればいいと思います」と総括。日本はセルビア、ブラジル、エジプトと同じグループCに入り、決勝トーナメントの初戦ではグループDに所属するアルゼンチン、韓国、ハンガリー、トルコのいずれかと戦うことが決まっていた。「グループステージの1試合、決勝トーナメントの初戦で勝つことを目標にやってきました」。エジプトから1勝を手にしてグループ3位で決勝トーナメントに駒を進め、初戦でグループD2位のハンガリーを下す戦いぶりで、ベスト8という日本初の快挙を成し遂げた。
キャプテンを務めた小澤は「最高のチームで日本の歴史を塗り替えられてうれしく思います」と喜びの声。U16日本代表からともに戦ってきた選手が多かったこともあって、「仲の良さでは負けないと思っています」と話した。自身は1試合平均4.7得点1.6リバウンドをマーク。「シュート力が光った」と振り返りつつ、「格が違う」と評した世界を相手に、「自分のプレーはほとんどできませんでしたし、まだまだ通用しないと感じました」と、レベルの高さを痛感したようだ。
課題を口にした小澤に対し、NBAグローバルアカデミーなどトップカテゴリーで経験を積んできたジェイコブスは手応えを感じた大会になったようだ。いずれもチーム最多の同17.0得点5.6リバウンドに1.7アシストを記録。敗れこそしたものの、アメリカ相手に20得点の奮闘を見せた。「世界の強い相手に全力で戦えたのはすごく良かったと思います」とコメントし、大会を通じて41.5パーセントの成功率を記録した3ポイントシュートを含むシュート全体に「普段は確率が低いシュートを決めることができたと思います」と大舞台でも活躍を見せた。「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」に向けた日本代表候補にもメンバー入り。「経験のある選手から学んで、毎日、うまくなりたいです」と意欲を見せ、ワールドカップ出場に「チャンスがあれば出たいですね」と語り、休む間もなく味の素ナショナルトレーニングセンターへ向かっていった。
2023.07.06
2023.07.06
2023.07.06
2023.07.04
2023.07.03
2023.07.03