2023.07.06

U19ワールドカップで得点源として活躍した川島悠翔が大会を総括「世界と戦うためには…」

今大会で1試合平均13.4得点を記録した川島[写真]=fiba.com
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 6月24日から7月2日にかけてハンガリーで開催された「FIBA U19バスケットボール ワールドカップ2023」。2大会連続5度目の出場を果たした男子日本代表は、過去最高成績となる8位で大会を終えることとなった。

 大会終了後、個人としても2大会連続出場を果たした川島悠翔(NBAグローバルアカデミー)が日本バスケットボール協会を通じてコメントを発表した。

 ブラジル戦での30得点をはじめ、今大会は1試合平均13.4得点をマークするなど得点源として活躍した川島。しかし、本人としては反省点の方が多いようで「自分のスキルのなさや、世界と戦うためにはもっといろんなスキルの必要になってくることを今大会を通して痛感しました」と自身の課題を吐露。

 一方で「体を張ってディフェンスをしたり、リバウンドを取ったりすることはできていたので、少しはベスト8に貢献できたのかなと思います」とも話しており、海外の屈強な選手たちを相手にするなかで一定の手応えも得たようだ。

アメリカ戦では11得点7リバウンドを記録[写真]=fiba.com


 チーム全体の振り返りとしては「前半は互角に戦えていても、後半の出だしでつまずいてしまい、最後までそこが尾を引いて負けてしまうことが多かったです」と、試合運びについて課題感を感じている様子。

 しかし選手たちの雰囲気は良かったようで、「練習の時から(岡田)大河や(ジェイコブス)晶、(小澤)飛悠さんが中心となって、チームとして良くなって行こうと毎日声を掛け合って、1試合1試合しっかりみんなで成長できたことが良かったです」とチームメートとの団結力が過去最高成績につながったことを窺わせた。

 今大会での活躍ぶりをNBAレジェンドのダーク・ノビツキー氏からも称賛されていた川島。大会終了後も海外で武者修行を続ける若者が、今後どのような選手に成長するか、多くのバスケットボールファンが注目しているだろう。

[写真]=fiba.com

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