2023.07.18

飯田遼と野﨑零也が川崎ブレイブサンダース加入会見に登場…“同級生コンビ”が新天地で3冠目指す

会見に登壇した佐藤賢次HC、飯田遼、野﨑零也、北卓也GM(左から) [写真]=バスケットボールキング
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 川崎ブレイブサンダースが7月18日、飯田遼野﨑零也の加入記者会見を開催。2人のほか、北卓也ゼネラルマネジャー、佐藤賢次ヘッドコーチが会見に登壇した。

 現在28歳の飯田は、188センチ88キロのシューティングガード。拓殖大学4年次の2017-18シーズンに地元の信州ブレイブウォリアーズでキャリアを始めた。その後は山形ワイヴァンズにも在籍し、2021-22シーズンに香川ファイブアローズへ移籍。2022-23シーズンは56試合に出場し、1試合平均5.1得点1.2リバウンドマークした。

 飯田と同級生の野﨑は、185センチ89キロのシューティングガード。佐賀東高校から白鷗大学に進学すると、同大3年次に特別指定選手としてファイティングイーグルス名古屋でデビューを飾った。群馬クレインサンダーズでのプレーを経て、2021-22シーズンにFE名古屋へ復帰。2022-23シーズンは52試合の出場で1試合平均6.7得点1.7リバウンド2.2アシストを記録した。

 川崎は2023-24シーズンに向けて4人を入れ替え。前田悟京都ハンナリーズ)、熊谷尚也アルティーリ千葉)、マイケル・ヤングジュニアマット・ジャニングがチームを去り、野﨑、飯田、ロスコ・アレントーマス・ウィンブッシュが新たに加わった。

 2022-23シーズンは外国籍選手を中心に負傷が相次ぎ、シーズンをとおしてベストメンバーがそろわなかった。北GMは今シーズンの編成について、次のように説明した。

「外国籍選手が不在になると、やはり戦いは厳しくなる。そこも含めて外国籍選手を少し大型化しました。マットのところにトーマス選手で、ポジションでは3番(スモールフォワード)、4番(パワーフォワード)。マイク(ヤングジュニア)のところをロスコ選手にして、ここも大きくしました。何かあった時やビッグマンが1人欠けても、その代わりができるようにしました。あとは鎌田(裕也)選手もいますから、ビッグマンはローテーションできると思っています」

 また、佐藤HCは野﨑と飯田について「2人とも体が強く、外国籍選手に対してもタフなディフェンスができます。オフェンスではシュート力とドライブに期待しています」と評価。「川崎ブレイブサンダースで2人の強みがどのように絡んでくるのかを、僕自身がしっかりと見極めながら一緒に成長していきたいと思います。新加入選手4人と一緒にシーズンを過ごせることを楽しみにしています」と続けた。

自身初のB1に挑む飯田 [写真]=バスケットボールキング

「ドライブ、3ポイント、ディフェンス」を長所として挙げた野﨑は「移籍してきたからには地区優勝、天皇杯優勝、Bリーグ制覇の3冠を目指していきたいと思います」と意気込み。飯田は「エナジーあふれるディフェンス。あとは思いきりよく3ポイントを打って、チームに貢献したいです。得意な部分を磨いて、苦手な部分を改善していけたらと思っています」と話し、野﨑とともに“同級生コンビ”でチームを盛り上げていく構えだ。

 藤井祐眞篠山竜青ニック・ファジーカスなどコアメンバーが多い川崎において、飯田は長谷川技の名前を挙げ、成長を誓った。

「ポジションやプレーでは、(拓殖)大学の先輩である長谷川技さんをずっと見ています。頭のいいディフェンスだけではなく、ハードに激しく、相手が嫌がるディフェンスをしているのは見ていてわかります。どのように駆け引きしているのかなど、見ながら聞きながら自分のものにしていきたいです」

 野﨑も昨シーズンの開幕戦でマッチアップした長谷川のディフェンスを参考にしているようで、「手の使い方や体の当て方などですごく嫌な印象を持っています。それを盗みながら、実際に試合でやっていけたらいいなと思っています」とコメント。オフェンス面では「竜青さんや祐眞さんはピック&ロールの使い方がすごく上手です。僕もピック&ロールを使っていくと思うので、そこの判断で(2人から)吸収して、自分のものにしていければいいと思っています」と、経験豊富な選手から学んでいくつもりだ。

群馬とFE名古屋で経験を積んだ野﨑 [写真]=バスケットボールキング

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