2023.09.27

観客として感じた本拠地の“熱”…牧隼利「キングスファンのパワーを活かせたら」

連覇に向けたシーズンへ意気込みを語った琉球ゴールデンキングスの牧隼利 [写真]=伊藤大允
バスケ情報専門サイト

 9月25日に「B.LEAGUE 2023-24 SEASON TIPOFFカンファレンス」が行われ、B1所属選手24名が登壇。琉球ゴールデンキングスからは牧隼利が出席し、カンファレンス後の囲み取材に応じた。

 牧は連覇がかかる新シーズンに向けて「昨シーズンは昨シーズン。優勝は遠い昔のような話で、思い出として胸にしまっておく気持ちです」と思いを明かし、「今シーズンは今シーズン。いちから優勝をつかみにいきたいと思っています」と意気込んだ。

 10月5日にSAGAアリーナで行われる先出しの開幕戦では佐賀バルーナーズと対戦する。昇格を決めた「日本生命 B2 PLAYOFFS FINALS 2022-23」第2戦でチーム最多31得点と爆発した角田太輝を要注意選手として挙げ、「日本人選手でこれほど点を取れるのはなかなかないことです。素晴らしい外国籍選手もいますけど、まずは角田選手を抑えた上でチームとして勝てたらいいと思っています」とコメント。また、「SAGAアリーナという素晴らしい施設でプレーできることを楽しみにしています」とも語り、5月に開業した新アリーナでのプレーを待ちわびた。

 本拠地の沖縄アリーナでは「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が開催。試合会場に足を運び、初めて観戦する立番になったという牧は「ちょっと複雑」と漏らしつつ、次のように語った。

「ワールドカップで盛り上がったと思われがちですけど、フィンランド戦やベネズエラ戦のような劣勢な展開で『なんかいけるんじゃないか』という空気になるは、キングスファンの皆さんがいつも作ってくれるものに非常に似ていました。そういったものが沖縄アリーナにはあるんじゃないかと思い、パワーを今シーズンも活かさせていただけたらうれしいです」

「こんな場所でいつも試合ができているんだなと。あのような場所でプレーできるのは、プロバスケットボール選手として幸せなこと」と改めて実感した牧が、Bリーグでも沖縄の地を盛り上げる。

BASKETBALLKING VIDEO