2022.05.04

【香川vs佐賀】ウッドベリーとブラントをいかに封じるか…ファイパプ月瑠の奮闘がカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

香川ファイブアローズvs 佐賀バルーナーズ(@高松市総合体育館)
第1戦:5月6日18時 第2戦:5月7日13時
第3戦:5月9日19時(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 大躍進を遂げた2019-20シーズンから一転、昨シーズンはプレーオフ進出を逃した香川ファイブアローズ。今シーズンは31歳の石川裕一ヘッドコーチの下、天皇杯でB1の2チームを撃破すると、激しい西地区首位争いが繰り広げられたリーグ戦もシーズン終盤に12連勝をマークして地区王者の座を勝ち取った。兒玉貴通谷口光貴など脇を固めるサポーティングキャストが充実し、テレンス・ウッドベリーの支配力に依存しないスタイルが確立されてきた感がある。

 B2昇格2シーズン目の佐賀バルーナーズも、シーズン中盤の8連勝などで西地区優勝争いに参戦。大黒柱レイナルド・ガルシアの故障もあって順位は下げたが、マイルズ・ヘソンはシーズンを通して高い得点力を発揮し、途中加入の西川貴之も大きなプラスアルファとなってプレーオフ進出に貢献した。GMも兼任する宮永雄太HCのチーム作りは、就任初年度にして一定の結果を出したと言っていいだろう。

 今シーズンの対戦成績は香川の5勝1敗だが、得失点差はわずか13点で、香川が唯一敗れた試合は今シーズン2番目に少ない55得点に抑えこまれている。シーズン全体でも1試合平均失点が香川の81.7点に対して、佐賀は76.9点と5点近く少なく、佐賀にもつけ入る隙はある。得点源のウッドベリーはもとより、インサイドの柱であるアンガス・ブラントをいかに封じるか、宮永HCとともに移籍してきたファイパプ月瑠の体を張ったプレーが試合の行方を左右しそうだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・香川(HC:石川裕一
筑波拓朗
矢代雪次郎
森田雄次
アンガス・ブラント
谷口光貴
飯田遼
伊集貴也
リース・ヴァーグ
安部瑞基
テレンス・ウッドベリー
兒玉貴通
相原アレクサンダー学
頓宮裕人
大町尭舜
上良潤起

・佐賀(HC:宮永雄太
山本郁也
レイナルド・ガルシア
今林萌
西川貴之
西裕太郎 ※インジュアリーリスト
ファイパプ月瑠
德川慎之介
駒水大雅ジャック
岸田篤生
マイルズ・ヘソン
石谷聡
角田太輝
ペリー・エリス
井上諒汰
鈴木龍雄
中西佑介

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