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7月26日、新潟県長岡市で「令和3年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)男子の部」の2日目が行われ、シティホールプラザ アオーレ長岡、長岡市市民体育館、長岡市北部体育館で2回戦が行われた。
2回戦からの登場となった福岡大学附属大濠高校(福岡県)は能代工業から校名を替え、初戦を100点ゲームで勝ち上がってきた能代科学技術高校(秋田県)と対戦した。
第1クォーターを1点ビハインドで終えた福大大濠だったが、続く第2クォーターに逆転。後半に入るとリードを譲らず、93-75で勝利した。湧川颯斗(2年)と本山遼樹(3年)を筆頭に、スタメン全員が2ケタ得点をマークし、3回戦に駒を進めた。
初戦を終えた福大大濠の片峯聡太コーチは「前半はちょっと固かった印象です。けれども能代さんも1試合経てきてましたし、うちもまだそこまで力があるわけではないので、ゲームを経てどう明日へ向けてやって行くかを重要視していました。そういう意味では、前半は固かったですが、徐々に自分たちの走るバスケットが見えたので、それは収穫かなと」と試合を振り返った。
反省点はゲームの中で修正していくと話す片峯コーチは「体力的に本山だったり湧川が(プレータイムが)長かったので、あそこは控えがもう少しハッスルして、頑張ってほしかったですね」と猛暑のなかで行われるトーナメントへの対応についても口にした。
岩下准平(3年)と川島悠翔(1年)がラトビアで行われていた「FIBA U19 ワールドカップ2021」に出場。帰国後の隔離期間によって、インターハイ途中からの合流となることについては「チームの約束事や共通認識だったりはなかなか難しいものがある。それでも一緒に寮で過ごして、コミュニケーションをたくさん取っている仲間たちがいるので、噛み合わないということはないと思ってますけどね」とコメント。
「逆に頼もしいのが戻ってくれば、みんながそれぞれの役割を自信を持ってできます」と話す片峯コーチは、チームの中心でポイントガードの岩下不在によって起こる、チームへの影響を語った。
「どうしても、みんな自分の仕事以外のことをちょっと頑張っちゃってるんですよね。数字には現れないですけど、みんなが自分の磨きがかかってること以外をしてしまい、それがミスに繋がってしまう」
それでも片峯コーチは「ただ、このメンバーで1カ月ちょっと練習してきたので、言い訳なく“俺たちでやるんだ”っていう心積りでいると思います。3年生がエントリーの半分の6人いるんで、私もそんなにワーワー言うわけではなく、心を整える言葉かけくらいしかしないです。絶対やってはダメな、変な欲がでたりしたときにガッとキツく言うだけであって、あとはそんなにいらないのかなと」と現状のメンバーへの信頼を示した。
最後に片峯コーチは、4年ぶりの優勝だけを見据えて締めくくった。
「全国大会は1回戦からバンっとやりたいけど、5試合どう勝つかが大事です。こういう環境の中でどうチームマネジメントや、ゲームマネジメントをしていくのかも大事になってくるので、そういった意味で、今日は12人でしっかり戦えて良かったなと僕は思います」