2022.07.03

日本代表の新戦力として躍動した富永啓生「アジアカップに向けてもっと士気を高めて…」

チャイニーズ・タイペイ戦でもチームトップの17得点を挙げた富永[写真]=Getty Images
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 7月3日にオーストラリアで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)が、若手主体で構成されたチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)と対戦した。

 日本は25-14とリードして第1クォーターを終えると、その後も早いゲーム展開から得点を伸ばす。さらに、チャイニーズ・タイペイの得点を抑え込むディフェンス力も発揮し、89-49で快勝した。

 全選手が10分以上のプレータイムを得た日本は、ベンチから出場した富永啓生(ネブラスカ大学)と井上宗一郎サンロッカーズ渋谷)が得点をけん引した。

 富永はわずか14分31秒の出場で、2本の3ポイントを含む17得点1アシストをマーク。また、この試合で代表初得点を挙げた井上は、18分59秒の出場で3本の3ポイントを含む14得点6リバウンドを記録した。

 3ポイントを50パーセントの高確率で沈めた井上は、試合終了後に「オーストラリア戦でできなかった日本のバスケットを最後の方まで続けられたと思います。練習してきたことをもっと試合で体現できれば勝利に繋がってくると思うので、次のアジアカップでもそういうところを徹底して頑張っていきたいと思います」と語った。

井上はキャッチアンドシュートや速攻でのシュートを的確に沈め、富永に続く14得点を挙げた[写真]=Getty Images

 オーストラリア戦に続きチームハイの得点を挙げた富永は「今日は自分たちが練習してきたことを発揮できたことが一番良かったです。それが得点に繋がって勝利に結びつきました。チームみんながオフェンスでもディフェンスでもしっかり声を出して、コミュニケーションをよく取れていたと思います」と試合を振り返ると、「アジアカップに向けてもっともっと練習でも士気を高めて、チームみんなでレベルアップして、優勝できるように頑張りたいです」と力強く意気込んだ。

 男子日本代表が次に臨む「FIBAアジアカップ2022」は、7月12日から24日にかけてインドネシアのジャカルタで開催される。今回の2試合で躍動した新戦力たちが、アジアカップの最終メンバーにどれだけ入っていけるかも注目だ。

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