2023.08.18

ゴベアとのマッチアップを経験…川真田紘也「次は強い相手とどれだけやり合えるか」

NBA屈指のビッグマンとゴール下を争った川真田 [写真]=伊藤大允
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 8月17日に有明アリーナで「SoftBank CUP 2023(東京大会) バスケットボール男子日本代表国際強化試合」が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)がフランス代表(同5位)と対戦。5点ビハインドで迎えた後半に突き放され、最終スコア70-88と18点差で敗れた。

 合宿や強化試合でアピールに成功し、ロスター12名に入った204センチ110キロの川真田紘也滋賀レイクス)は12分12秒の出場で4リバウンド1ブロックを記録。ゴール下では216センチ117キロの体格を誇るルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)とマッチアップを繰り広げた

「技術や身体能力などすべてが上」の相手に対し、「急に身長が伸びるわけではないし、体重が増えるわけでもないし、技術がつくわけでもないので。気持ちの部分で負けないという信念。そこで負けたら、すべて負け」との思いで立ち向かった。チームとしてはゴベアに16得点9リバウンドを許す結果となったが、ディフェンスで奮闘した川真田は「自分は強い相手と対戦する機会がなかなかないので、経験することによってレベルアップできると思います」とコメント。「次は強い相手とどれだけやり合えるかが大事」と続け、スロベニア代表(同7位)戦に向けて「もっとレベルアップできるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 13000人を超える大観衆を前に「気持ちを前面に出せたのはいいこと。気持ちを切らさずできたのは良かったと思います」と話したように、ハッスルプレーで会場を沸かせた。15日のアンゴラ代表(同41位)戦を現地観戦したBリーグ初代チェアマンの川淵三郎(現日本トップリーグ連携機構会長)氏は、そんな川真田を「元NBA選手で同じ役割だったロッドマン選手を彷彿とさせる。僕が勝手に付けたニックネームはロッドカワマタ」(同氏のX:旧Twitterより)と評価。「僕の仕事はディフェンス」と自身の役割に徹する25歳がチーム、そして日本を盛り上げる。

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