2023.04.08

盤石の戦いぶりでトヨタ自動車がシャンソンとの第1戦を制す…山本麻衣ら計4名が2ケタ得点/WリーグPO

安定した戦いぶりでトヨタ自動車が1本目を先取 [写真]=Wリーグ
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 4月8日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で第24回Wリーグプレーオフのセミファイナルが開催され、トヨタ自動車アンテロープス(2位)がシャンソン化粧品シャンソンVマジック(7位)との第1戦に臨んだ。

 トヨタ自動車は開幕から梅沢カディシャ樹奈が好調なスコアリングを披露し、チームをけん引。後半ではイゾジェウチェの高さに苦しむ場面が続き、最初のクォーターを17-19と2点ビハインドで締めくくる。

 第2クォーターでも重苦しい流れが続いたトヨタ自動車だったが、残り3分45秒に平下愛佳の3ポイントシュートで逆転に成功すると、梅沢らも追撃して流れを引き寄せる。馬瓜ステファニーもフリースローやスティールなど攻防両面で貢献し、最後は山本麻衣が3点弾のブザービーターを決め切り、41-31と10点リードで試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、トヨタ自動車は巧みな連携から得点を積み重ねていき、シャンソンはたまらずタイムアウト。チーム全体でリバウンドの意識も欠かさず、馬瓜らの好守備も光って着実に点差を伸ばす。終盤ではシュートミスが続いたものの、63-45とトヨタ自動車の18点リードで最後のクォーターに向かう。

馬瓜(中央)は攻防両面でチームに貢献 [写真]=Wリーグ

 勝負の第4クォーター、徐々にシャンソンに点差を詰められ、残り2分を切った場面で9点差まで追い上げられたトヨタ自動車。しかし、タイムアウトで悪い流れを断ち切ると、フリースローで得点をつなぎ、最後は馬瓜の3ポイントシュートでゲームセット。最終スコア78-64でトヨタ自動車が白星を獲得した。

 1本目を先取したトヨタ自動車は、山本が3ポイントシュート5本を含む19得点4リバウンド、馬瓜が17得点9リバウンド、梅沢が15得点7リバウンド、平下が11得点4リバウンドと躍動。一方、敗れたシャンソンはウチェが19得点11リバウンド、金田愛奈が16得点3リバウンドを挙げている。

■試合結果
トヨタ自動車アンテロープス 78-64 シャンソン化粧品シャンソンVマジック
トヨタ自動車|17|24|22|15|=78
シャンソン|19|12|14|19|=64

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