4月9日、武蔵野の森総合スポーツプラザ（東京都）で第24回Wリーグプレーオフのセミファイナルが開催され、トヨタ自動車アンテロープス（2位）がシャンソン化粧品シャンソンVマジック（7位）との第2戦に臨んだ。

　第1戦に78－64で勝利したトヨタ自動車は、馬瓜ステファニー、梅沢カディシャ樹奈、平下愛佳、山本麻衣、川井麻衣とスターターが全員得点を挙げると、第1クォーター中盤に16－0のランを作ってシャンソンを突き放す。終盤に水野妃奈乃と小池遥の得点で反撃を受けるも、22－12で最初の10分間を終えた。

　続く第2クォーター、開始から川井と馬瓜が得点を奪うが、その後は小池の巧みなアシストからパレイ ルセアネヘイララ紀子やイゾジェ ウチェに活躍を許す。さらに、終了間際には吉田舞衣にブザービーターも決められ、38－31とシャンソンに点差を詰められて試合を折り返した。

オールラウンドな活躍でシャンソンをけん引した小池[写真]＝伊藤大允

　迎えた第3クォーター、山本が2本の3ポイントを沈め、なんとかリードを保つトヨタ自動車だったが、シャンソンのウチェを止められず、終盤に逆転される。それでも、山本がこのクォーター3本目の長距離砲を決め、48－47とリードを奪い返して最終クォーターへ。

　勝負の第4クォーターでは、開始から金田愛奈の得点でシャンソンに逆転され、一進一退の攻防に。しかし、中盤にトヨタ自動車が山本の3ポイントでリードすると、馬瓜と梅沢の得点でジリジリと点差を広げ、最後は66－56で勝利を飾った。

　3連覇に向けてファイナル進出を決めたトヨタ自動車は、馬瓜が18得点13リバウンド、山本が17得点8リバウンド、川井が12得点8アシスト、梅沢が11得点13リバウンド3ブロックをマークした。

　一方のシャンソンは、ウチェが17得点12リバウンド、小池が10得点10リバウンド11アシストのトリプルダブルと奮闘するも、セミファイナルで敗退となった。

■試合結果
トヨタ自動車アンテロープス 66－56 シャンソン化粧品シャンソンVマジック
トヨタ自動車｜22｜16｜10｜18｜＝66
シャンソン｜12｜19｜16｜9｜＝56