車いすバスケ日本一を決める天皇杯、10日の開幕を前に出場選手が意気込み

天皇杯の記者会見に出席した古澤拓也、萩野真世、大島朋彦(左から)

 5月8日、10日から12日にかけて武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」の記者会見が開催。出場チームを代表して萩野真世(宮城MAX)、古澤拓也(パラ神奈川スポーツクラブ)、大島朋彦ヘッドコーチ兼選手(ワールドバスケットボールクラブ)が登壇した。

 大会10連覇中の宮城MAXに所属する萩野は、参加選手の中でも数少ない女子プレーヤー。男子選手とのマッチアップにも「恐さは全くない」と強気で語り、「チームに貢献できるようにがんばろうと思っている」と意気込みを口にした。また、11連覇が期待される中で「一つひとつ勝ちあがっていくことが必要」。伊丹スーパーフェニックスとの初戦に目を向け、「簡単な試合は1つもない」と気を引き締めた。

 この日誕生日を迎えた日本代表の古澤は、パラ神奈川スポーツクラブについて「若い選手が多く、勢いがある」と紹介し、大会に向けて「常にチャレンジする姿勢を見せて、日本で一番早いバスケを見せたい」と意欲。HCと選手を兼任するベテランの大島は、「去年よりはいいバスケを見せられるんじゃないか、と手応えを感じてここまで来た。がんばっていきたい」とコメントした。

 なお、今大会は健常者の参加も可能。車いすバスケットボールの「競技力向上」、「普及発展」、「競技人口を増加」を目的に、2018年7月より健常者を連盟に登録できるようになった。彼らがどのような活躍を見せるかにも注目したい。

■試合日程
・1回戦(5月10日)
11:30
宮城MAXvs伊丹スーパーフェニックス

13:30
埼玉ライオンズvsNO EXCUSE

16:15
千葉ホークスvsワールドバスケットボールクラブ

18:15
パラ神奈川スポーツクラブvs福岡breez
 
・5・6位決定戦予選(5月11日)
10:45
(宮城MAXvs伊丹スーパーフェニックスの敗者)vs(千葉ホークスvsワールドバスケットボールクラブの敗者)

12:45
(パラ神奈川スポーツクラブvs福岡breezの敗者)vs(埼玉ライオンズvsNO EXCUSEの敗者)

・準決勝(5月11日)
15:00
(宮城MAXvs伊丹スーパーフェニックスの勝者)vs(千葉ホークスvsワールドバスケットボールクラブの勝者)

17:15
(パラ神奈川スポーツクラブvs福岡breezの勝者)vs(埼玉ライオンズvsNO EXCUSEの勝者)
 
・5・6位決定戦(5月12日)
10:30

・3位決定戦(5月12日)
12:45

・決勝戦(5月12日)
15:30

モバイルバージョンを終了