2021.07.28

男子アメリカ代表がイランに54点差圧勝…リラードが21得点/東京オリンピック

7本の3ポイントシュートを沈め、アメリカをけん引したリラード[写真]=fiba.com
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 7月28日、東京オリンピック バスケットボール男子の予選ラウンドは3日目を迎え、グループAのアメリカ代表(FIBAランキング1位)がイラン代表(同23位)と対戦した。

 ともに初戦を落とした両者の試合、大会4連覇を狙うアメリカは初戦のフランス戦からスタメンを2人変更し、デイミアン・リラードケビン・デュラントバム・アデバヨデビン・ブッカードリュー・ホリデーの5人で試合に臨んだ。

 第1クォーター、イランに先制を許すと序盤は拮抗した展開となる。それでもリラードが3本の3ポイントシュートを沈めて主導権を握ると、デュラントの長距離砲で点差を2ケタに。さらに強度の高いディフェンスを見せたアメリカは、クォーター終了まで4分間以上に渡りイランを無得点に抑え込み、28-12で最初の10分間を終える。

 続く第2クォーター、ザック・ラビーンの連続3ポイントを皮切りに、アメリカの外角シュートが次々と決まる。また、ジェイソン・テイタムのダンクなど速攻からの得点でさらに点差を広げると、最後は休養充分でコートに戻ったリラードが3本の長距離砲を立て続けに沈め、60-30とダブルスコアで試合を折り返す。

 迎えた第3クォーター、相手のミスからブッカーが速攻ダンクを決めると、その後も早い展開からアデバヨやデュラントの豪快なダンクが繰り出される。クリス・ミドルトンが2本の3ポイントを沈めるなど、イランをさらに突き放し、82-43と大量リードで最終クォーターへ。

 最後の10分間も変わらず猛攻を仕掛けるアメリカは、ジャベール・マギーがバスケットカウントをもらうと、今度は豪快なブロックを披露し、ディフェンスでも存在感を発揮。さらにドレイモンド・グリーンの3ポイントやケルドン・ジョンソンの速攻ダンクなどでリードを広げると、チーム全員が得点をマークしたアメリカが120-66でイランに快勝し、今大会の初勝利を飾った。

 チーム全体で19本の3ポイントを沈めたアメリカは、リラードが7本の長距離砲を決め21得点5アシストとチームをけん引。加えてブッカーが16得点、テイタムが14得点、ラビーンが13得点8アシスト、デュラントとミドルトンが10得点をマークした。

 一方、イランは3選手が2ケタ得点を挙げるも大差での敗戦となり、グループAの最下位に沈んだ。

■試合結果
アメリカ 120-66 イラン
アメリカ|28|32|22|38|=120
イラン|12|18|13|23|=66