2017.06.01

ファイナル前日に悲劇、レブロンの自宅に人種差別的内容の落書き被害

ファイナル第1戦の前日練習に参加したキャブスのレブロン [写真]=Getty Images
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 クリーブランド・キャバリアーズに所属するレブロン・ジェームズの自宅へ人種差別的な内容の落書き被害にあったと、現地メディア『USA TODAY』が6月1日(現地時間5月31日)に報じた。

 シーズン中はオハイオ州アクロンの自宅に住んでいるレブロンだが、プレーオフファイナルのためカリフォルニア州ロサンゼルスに滞在していた。ロサンゼルス市警察によると、1日(同31日)朝、自宅の門に、黒人に対する人種差別用語がスプレーで落書きされていたという。

 この事件の後、レブロンはオラクル・アリーナで今回の被害について言及。「家族が無事だったことが何よりだ。今回のことは、人種差別が常に世界やアメリカの一部で起こっていることを証明した。特にアフリカ系アメリカ人に対しての憎しみは今でもアメリカに存在している」と述べ、「どれだけお金を持っていても、どれだけ有名でも、どれだけ多くの人から賞賛されても、アメリカにおいて黒人でいることは大変だ。俺たちが対等になるまでの道のりは長いだろう」と話した。また「最も残念なのは僕が今ここにいることだ。家にいることができず、息子たちに会えない」と心境を吐露した。

 なお、レブロンが所属するキャブスは2日(同1日)にゴールデンステート・ウォリアーズとのNBAプレーオフファイナル第1戦に臨む。

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