2018.01.29

【NBA】オールスター出場選手紹介 TEAMステフィン①/ジミー・バトラー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

4年連続4度目の選出となったバトラー[写真]=Getty Images
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2月19日(現地時間18日)に迫った「NBAオールスターゲーム2018」。今年はイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」と、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMステフィン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を、チーム別でそれぞれ紹介していく。

■TEAMステフィン選手紹介①
ジミー・バトラー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

ガード/203センチ/107キロ/キャリア7年目

<NBAにおける主な記録・功績>
最優秀躍進選手賞(MIP):1回(2015)
オールNBAサードチーム選出:1回(2017)
オールNBAディフェンシブセカンドチーム選出:3回(2014,15,16)
オールスター選出:4回(2015,16,17,18)

<2017-18シーズン 個人成績>
平均36.9分21.7得点5.4リバウンド5.0アシスト2.0スティール
※1月29日(現地時間28日)終了時点

弱小ウルブズをウエスト上位に引き上げた攻防兼備の万能戦士
 1月23日(現地時間22日)、ロサンゼルス・レイカーズの新人ロンゾ・ボールが、ファン投票でバトラーをも上回る60万以上を獲得したことについて、現地メディア『Minneapolis Star Tribune’s』から質問を受けた。するとバトラーは「俺のことは気にしなくていいさ」と切り返した。「本音を言ってしまえば、俺はオールスターゲームでプレーしたいとさえ思っていないんだ。俺は(相手選手を)ガードすることとハードにプレーすることにプライドを持って取り組んでいる。だから、オールスターのコートでプレーするのにふさわしくないんじゃないかな」とバトラーは続けた。

ハーデン(左)やレブロンといった一線級の選手とも1対1で対処できるディフェンス力がバトラーの強みの1つ[写真]=Getty Images

 確かにバトラーのプレーには、華やかなボールハンドリングスキルや周囲を魅了するダンク、目の覚めるようなアシストはほとんどない。しかしこの男の価値は、今季新加入したウルブズの成績を見れば明らかだ。昨季は52試合終了時点で19勝33敗だったチームが、今季は32勝20敗(ウエスト4位)とリーグ上位の成績を収めている。誰よりもハードなプレーで相手チームのスコアラーをガードし、ウルブズを勝利へと導くべく、必要となればアグレッシブなスコアラーとして高得点を挙げる。仮にヘッドコーチではなくとも、この男がオールスターにふさわしいかどうかは容易に判断できるはずだ。

<オールスターモーメント>
控えめながら、豪快なダンクで会場を沸かせる
 過去3年連続で選出されているが、そのうち2016年はケガにより欠場しているため、出場したのは2回のみ。昨年はスターター出場したものの、6得点3リバウンド2アシストと控えめ。しかし、豪快なダンクで会場を沸かせた。

<今年のオールスターにおける注目点>
接戦時の終盤にグリーンと強力なストッパーデュオ形成?
 TEAMステフィンのロースターには、チームメートで今回初選出となったカール・アンソニー・タウンズがいる。基本的に、バトラーはコートに立ってもシュートを乱発せず、タウンズやほかのチームメートへ得点機会を譲ることだろう。しかし第4クォーター中盤以降で接戦になっているとすれば、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステート・ウォリアーズ)とバトラーによるリーグ最高級のディフェンダーデュオとして‟出番“が来るはずだ。

パワーとスピードを兼備したバトラーのダンクも見ごたえ十分[写真]=Getty Images

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