11年以上も2ケタ得点試合を継続
3月29日(現地時間28日)、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが、シャーロット・ホーネッツ戦でゲームハイとなる41得点に加え、10リバウンド8アシストを奪う活躍で、キャブスは118-105と勝利を収めた。
この日挙げた41得点により、レブロンは2007年1月7日(同6日)のニュージャージー・ネッツ戦から続く連続2ケタ得点試合数を866まで伸ばし、歴代トップのMJことマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)が持つ記録に並んだ。
試合を終えたレブロンは、現地メディア『ESPN』から「この記録がどこまで続くのか」と聞かれ、このように語った。
「俺は今でも十分プレーできている。それは間違いない。これまでのキャリアで毎試合プレーしてきたわけじゃないが、ほとんどの試合数にあたる70パーセント以上はプレーしてきた。これからもコートに出て、生産的にプレーできるようにトライするだけさ」。
11年以上にわたり、2ケタ得点を積み重ねてきたレブロン。以前「俺はスコアラーではない」と語っていたように、レブロンは通算8,000リバウンドと8,000アシストを達成しており、リーグ史上最も優れたオールラウンダーの1人である。
「俺がこれまでやってきたことは数多くある。だから『オーケー、10得点してみせるよ』と試合前に話すだなんてことはない。ただ、マイク(ジョーダン)のような、間違いなく史上最も偉大なバスケットボールプレーヤーや多くのレジェンドたちと一緒に語ってもらえるのは、俺にとってはまた別の偉業なんだ。だから俺がこれまでやってきたことに対してありがたいと思っているし、光栄にも思う。俺がどんなところから来たのかを考えれば『すげぇ。俺がここまで来ただなんて信じられねえよ』って感じさ」とレブロンは続けた。
来季にはシーズン通算得点でもMJ超えが濃厚
『ESPN Stats & Info』によれば、ジョーダン、レブロンに次ぐ最長記録はカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が持つ787試合。現役ではジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)が257試合で2位、デマーカス・カズンズ(ニューオリンズ・ペリカンズ)が162試合で3位となっており、連続2ケタ得点試合を続けることが、どれだけ難しいかを如実に表している。
ジョーダンに憧れてバスケットボールを始めたレブロン。昨年はプレーオフにおける通算得点でジョーダンが持つ5,987得点を超え、レギュラーシーズンの記録でも歴代4位のジョーダン(3万2,292得点)との差は約2,000得点。来季も今季と同等の成績を残せば、ジョーダンを超えることはほぼ確実。
連続2ケタ得点試合の記録更新が懸かったレブロン率いるキャブスの次の試合は、3月31日(同30日)のニューオリンズ・ペリカンズ戦となる。プレーオフに向けてエンジン全開のレブロンならば、よほどのアクシデントがない限り、当然のように2ケタ得点を奪い、前人未到の新記録を残してくれることだろう。