3ポイントに磨きがかかれば貴重な戦力になる可能性を秘める21歳の若手
8月31日(現地時間30日)、フェニックス・サンズで2シーズンをプレーしたマーキーズ・クリスは、トレードでヒューストン・ロケッツへと移籍した。
21歳のクリスは昨季、72試合(うち先発は49試合)に出場し、平均21.2分7.7得点5.5リバウンド1.2アシスト1.0ブロックを記録。208センチ105キロのパワーフォワードは身体能力の高さが魅力で、今後成長が期待できる若手有望株である。
するとロケッツ入りが決まったクリスに対して、複数の現地メディアが称賛していたので紹介しよう。
まずは『RealGM』。キース・スミス記者がクリスに対してこう述べている。
「クリスはヒューストンで開花することになるだろう。フロアを走り回り、リム付近で得点し、リバウンドを奪うことになるはずだ。(新天地でプレーするにあたって)難しいことなど何もない」。
続いては『The New York Times』のマーク・スタイン記者。「クリスはジェームズ・ハーデンの下、次のステップを踏み出すことになるだろう」と期待しているという。
ロケッツには成長著しいクリント・カペラをはじめ、ベテランのネネ、若手のジョウ・チーといったビッグマンがいるものの、クリスはファストブレイクの先陣を切り、ハーデンやクリス・ポールというリーグ有数のボールハンドラーから多くの得点機会を得て、リング下で暴れ回ることができると予想しているようだ。
もしクリスがこれまでのキャリアで成功率30.9パーセントにとどまっている3ポイントシュートを上達させることができれば、ロケッツにおいて貴重な戦力となる可能性は十分あるのではないだろうか。